更科瑠夏の恋物語 満足度①
はいどーも、甲楽わんです。かのかり楽しんでますか?
トレードマークは頭の大きなリボン。まっすぐで一生懸命で、全力で「好き」を伝えてくれる、かのかりヒロイン更科瑠夏!
◆持久戦で行きます 覚悟してください 36話
こちらの記事では、瑠夏ちゃんの視点でかのかりを振り返ります!
素直に好意を示し、全力で恋をする瑠夏ちゃん。その一方で、お試し彼女の葛藤と願いがあります。更科瑠夏のドラマを見てみましょう!
運命の人 和也くん
運命の人―――私たちの人生で、そう呼べるほど人生を左右する出会いはあるものでしょうか。瑠夏にとって和也はまさに運命の人。初めてドキドキできる世界を教えてくれた人です。
瑠夏は小さなころからドキドキできない病気に悩んでいました。母親には、ドキドキしちゃダメと言われ続け、ドキドキしないようにしないように育てられてきました。
◆私だって 目一杯ドキドキしてみたい! 28話
しちゃいけないんじゃないもん…っ
できないんだもん…っ!
私だって 目一杯ドキドキしてみたい!
幼いころからドキドキを感じられないことにがたまらく不満だったはずです。周りのみんなが走り回ったり飛び跳ねたりできるのに、私はできない。大好きなことに夢中になることを、私は許されない。みんなが楽しそうに語るドキドキを一生感じられないかもしれない。
目一杯ドキドキすること、ドキドキを感じることが瑠夏の小さなころからの夢でした。
身体が大きくなって生活での支障はなくなっていき、高校生になったころにはその夢を忘れかけていました。ドキドキできないという悩みも、気にしなければ何ともありません。
しかし、クラスメイトと遊園地に行ったとき、改めて自分がみんなとは違うということを思い知らされます。ジェットコースターに乗って、超楽しかった、ドキドキしたと言ってはしゃぐ周りの友達。その気持ちが少しも分からずひとりだけ瑠夏は蚊帳の外。心拍数はいつも通り1分間に60回。
◆なんか 私 ロボットみたいだな… 28話
なんか 私 ロボットみたいだな…
小さなころからの夢だった目一杯ドキドキしたいという夢は、いつのまにか瑠夏のコンプレックスになっていました。
何をしてても 皆より ほんの1%だけ楽しめていないような気がした―――
それは、ほんの1%だけ。でも、瑠夏の人生で一度も光が当たらなかった深く閉ざされた部分。
◆恋…そうか…「恋」か 28話
恋…そうか…「恋」か
「本気の恋」に出会うこと、それは瑠夏にとっての最後の望みだったかもしれません。瑠夏は、レンタル彼女を始めます。本気で恋をすればドキドキできるかもしれないと思ったからです。いつか運命の人が現れて、世界で一番自分を想ってくれて、誰よりも大切にしてくれる。そんな憧れを持っていたのかもしれません。
しかし、出会った相手は皆、瑠夏を大事にしてくれない「薄な人」ばかりでした。当たり前です。お客さんはお金を払って楽しい時間を過ごしたいだけなんですから。
◆この子は彼女じゃない! 「赤の他人」で 28話
私がバカだった こんな所にいるわけがない
「レンタル」に本気の恋なんて あるわけない―――…!
それでいい それでいいんだ
私はこの世界で生きていく
レンタルに「本気の恋」なんてあるはずがない。実際にレンタル彼女を始めてみてそう気づきます。ならばもう、この1%の感情を知ることのできない世界を、受け入れていくしかない。瑠夏はドキドキを感じることを諦めようとします。
そんなとき出会ったのが和也でした。
レンカノ借りる人なんて! 軽薄な人ばっかりに決まってるのに!!
和也の「彼女」がレンタルだと知った瑠夏。レンタル彼女を借りる人はみんな、ただ楽しいデートがしたいだけで、彼女を大切にしようとしない、「軽薄な人」。和也のことも他のお客と同じだと思っていました。しかし、和也だけは違っていました。
◆栗林が頑張って作った彼女に ケガさせるわけにいかねーだろ 23話
和也は、階段から落ちた瑠夏を身を呈して庇ってくれます。そして
◆レンタルだけど… 水原は…水原は 最高の!「彼女」だから 28話
レンタルだけど… 水原は…水原は
最高の!「彼女」だから
レンタル彼女のために、命を張って海に飛び込んだん和也。そして今も千鶴さんがレンタル彼女であることを黙ってくれいてくれと、一生懸命にお願いしてきます。その姿を見ると
この人 ”レンタル彼女”に なんでそこまで本気に…っ!
ドキドキ ドキドキ
いつもは60ほどの心拍数、それが今は79!瑠夏は生まれて初めて大きなドキドキを感じます。それは瑠夏が探していた「本気の恋」でした!瑠夏は生まれて初めて男の子に「恋心」を感じます。
◆私は ロボットなんかじゃなかった! 28話
私はロボットなんかじゃなかった!
瑠夏はロボットなどではなく、ドキドキを感じられる普通の女の子でした。それを知って、泣きじゃくります。ほんの1%だけだけれど、瑠夏の人生で一度も光が当たらなかった深く閉ざされた部分に、和也は光を当て温かく照らしてくれたんです。
瑠夏にとって和也は、自分がドキドキを感じられる普通の女の子なんだと教えてくれた恩人です。ドキドキする幸せをくれる大切な人です。
どうしても和也の彼女になりたい瑠夏は、千鶴がレンタル彼女であることを口外しない代わりに、彼女にしてほしいと和也にお願いします。
◆私 更科瑠夏は宣誓します! 4巻25話
私 更科るかは 宣誓します!
お2人の関係並びに―――
水原千鶴さんのご職業については
今後一切口外しないと!
和也君が私と付き合ってくれるなら!
私 和也さんのことがっ 好きなんですっ!
一度は振られてしまいますが、結局、お試という形で和也の彼女にしてもらえることに!
ほとんど脅迫して彼女にしてもらった瑠夏。それでも瑠夏の「和也君がいいっ」という気持ちは本物でした。
和也君と千鶴さんの関係
こうして始まった、和也とのお試しの恋人関係。ドキドキを感じさせてくれる和也の「彼女」であると思うだけで、瑠夏は幸せだったでしょう。毎日LINEをして、通話をして、週末にはデートをして、胸のドキドキと共に幸せな気持ちでいっぱいだったはずです。
しかし、お試しの関係は変わりません。彼女にさえしてもらえれば、和也くんに大切にしてもらえると考えていたかもしれません。すぐに正式な彼女にしてもらえると期待してたかもしれません。でも、和也と付き合い始めて1か月、現実にはそうなりませんでした。
◆和也君 話を聞かせてもらいましょうか 33話
和也君は、どこか瑠夏と近づかないように接してしてきます。千鶴さんのことは、海で命を救ったり、レンタルのことはバラさないで欲しいと一生懸命だったり、本物の彼女以上に大切に扱っています。なのに、どういうわけか彼女である自分は千鶴さんと同じように扱ってくれません。瑠夏は納得がいきません。実際ふたりはどういう関係なのか。瑠夏は、和也君と千鶴さんの本当を関係を探ります。
和也君 話を聞かせてもらいましょうか
和也君からは、家族にも友達にも千鶴さんを本物の彼女だと紹介してしまい、そういうことになっていると聞かされます。つまり和也君は千鶴さんをレンタルして嘘の恋人を演じてもらっていたわけです。
それなら簡単です! 私を紹介してくれればいいんです
当然、瑠夏は納得がいきません。ちゃんと彼女だっているんだから、もうレンタルする必要なんてないはずです。和也君の彼女は私、もう千鶴さんは必要ない、私を彼女として紹介すればいい。そう和也に訴えます。
しかし、和也君は千鶴さんが和おばあさんに気に入られているという理由でYESと言ってくれません。
瑠夏は和也にレンタル彼女の現実を突きつけます。
千鶴さんと エッチはできますか?
◆千鶴さんとエッチはできますか? 33話
千鶴さんはレンタル彼女で、本物の彼女にはなり得ません。レンタル彼女の千鶴さんはいつまでたってもプラトニック。それはおばあさんの望む「彼女」ではないはず。
◆私は覚悟できてますから! 33話
結局無理をし過ぎてえっちは不発におわりますが、このとき和也君がおばあさんと初詣に行くことを知ります。和也君が納得してくれないなら、実力で2人の関係を終わらせるしかありません。
好きになってもらわないと
和也をラブホテルに連れ込んだとき、結局エッチは不発に終わりましたが、初詣に乗り込むことを決意。和おばあさんが望んでいるのも自分のハズ。それに和也君の彼女は自分なのに、家族の前ではレンタル彼女の千鶴さんが彼女だなんて許せません。瑠夏は和也のおばあさんの前で全力で私が彼女なんだとアピールします。
◆和也さんからお話を聞いて 是非お会いしてみたかったんです! 34話
おばあさんに会いたかったと言ってみたり、和也の隣の席にすわったり、極めつけは…
◆彼女です 34話
彼女です
笑顔で彼女宣言!
千鶴さんに呼び出され、「まるで話が違う」と叱られますが、悪いのはすべて千鶴さんの方です。
レンタル彼女の千鶴さんが和也くんと嘘の恋人関係を続けるのは越権行為、利用規約違反。レンタル彼女はお客のプライベートには関わらない。そんなウソいつまでも続くはずがありません。和也くんには、もう私がいるんだから、千鶴さんは身を引くべきです。
◆私が”彼女”になって 千鶴さんがフェードアウトする 34話
私が”彼女”になって 千鶴さんがフェードアウトする
それが”最善の手”だと思いませんか?
◆和也君のこと 好きなんじゃないですか? 34話
和也君のこと 好きなんじゃないですか?
その気がないなら 身を引いてください
レンカノらしく!
千鶴さんが和也君をどう思っているのかはわかりません。でも、もし千鶴さんも和也君を好きで嘘の恋人関係を続けているなら、それは許せない。和也くんの彼女は私、彼を一番好きなのは私。瑠夏は、そう言ってこれ以上和也に近づくんじゃないと千鶴に忠告します。
千鶴を退けた瑠夏。その後も、ラブラブな彼女をアピールします。しかし、周りの反応がおかしい。和也を問い詰めてみると、
◆はぁっ!? 虚言癖!? 35話
はぁっ!? 虚言癖!?
なんと虚言壁だということにされていました。「彼女宣言」もラブラブアピールもすべて無駄。そのうえ、家族からは虚言癖を持ったおかしな子ということにされてしまっていたんです。
和也君にはちゃんと私という彼女がいるのに、だからこの初詣に乗り込んだのに、家族の前では、自分は虚言癖を持ったおかしな子で、千鶴さんがちやほやされてるだんて悲しくて仕方がありません。
◆”彼女”は私 ”彼女は”私がいいです…っ 35話
”彼女”は私 ”彼女は”私がいいです…っ
瑠夏は、ちゃんと彼女として扱ってほしいと、そういう約束でしょ?と、ちゃんと嘘だと話してと、和也にお願いします。しかし、和也には認めてもらえず、瑠夏の不満は爆発寸前!
和也が千鶴さんといつまでも嘘の恋人関係を続ける気でいるのなら、実力行使をするしかありません!瑠夏は、和おばあさんとふたりきりになると、私は虚言癖なんかじゃなく本当に和也君の彼女なんだと、千鶴さんはレンタル彼女なんだとおばあさんに明かそうとします。約束を破ってることは分かってる。でも、こんな嘘続くはずがない。すべてを話せば、和おばあさんだって私を彼女だと認めてくれるハズ。本物の彼女ができたと喜んでくれるハズ。
◆言うんだ 言うんだ…っ! 千鶴さんが”レンタル彼女”だって…! 36話
言うんだ 言うんだ…っ!
千鶴さんが”レンタル彼女”だって…!
ずるいよ 2人共!
こんなこと続かないって 分かってるハズでしょ!?
いつまでも おばあさん騙してて…
いいハズないのに…っ
しかし、そのとき瑠夏の目に飛び込んできたのは、千鶴さんのことを楽しそうに話す和さんの姿でした。
◆年甲斐もなく 一人の少女に恋でもしてるようじゃな 36話
千鶴さんは 普段 どんな様子なんじゃ?
お友達は 何人くらいおるんじゃろう
何をして よく遊ぶんじゃろう
何が好きで 何が嫌いで
何をよく食べ 何に良く笑うんじゃろうか
なにせ 最近は寝ても覚めても
こんなことばかりが頭から離れん
年甲斐もなく
一人の少女に恋でもしてるようじゃな
それはまさに「恋」。いま瑠夏が和也を想う気持ちそのものでした。
違う この人が欲しいのは お嫁さんじゃない
千鶴さん 「千鶴さん」なんだ
和也から嘘の恋人関係について聞いたとき、瑠夏は、すべてを明かしてしまば、和おばあさんも和也君も、自分のことを彼女だと認めてくれると思っていました。千鶴さんさえ排除することができれば、空いた席に自分が居座れると思っていた。だから、彼女宣言もした。しかし、実際はそうではなかった。女の子なら誰でもいいわけじゃない。和おばあさんと和也君が欲しいのは、「彼女」や孫の「嫁」ではなく、千鶴さんだったわけです。
瑠夏にとって、和也に彼女として扱ってもらえないこと、家族の前ではレンタル彼女の千鶴さんが彼女であることは、本当に耐えがたいことでした。でも、今ここで、千鶴さんがレンタル彼女だと明かしても、瑠夏は和也くんの彼女になんてしてもらえない。和おばあさんが欲しいのは、和也くんのお嫁さんじゃなく、千鶴さんだからです。ただ約束を破ったと和也くんに嫌われ、脅すネタを失い、お試しの彼女ですらいられなくなってしまうだけ。
それが分かった瑠夏は、千鶴さんがレンタル彼女だと明かすことなんてできませんでした。
◆”持久戦”で行きます 覚悟してください 36話
好きになってもらわなきゃ
本物の彼女にはしてもらえない
このときから瑠夏は、正式な彼女にしてもらうためには、好きになってもらわないといけないと考えるようになります。
”持久戦”で行きます 覚悟してください
そう言って、瑠夏は自分の決意を語るのでした。
◆だって 本当に 好きになって欲しいからっ 46話
私 学んだんです!
本当に好きなって欲しい人には
自分の”好き”を押しつけるばかりじゃ ダメだって!
だって 本当に 好きになって欲しいからっ
後々、和也とのデートで、そう語った瑠夏。和也に私を好きなってもらって、正式な彼女にしてもらいたい。それが瑠夏の真の願いでした。いつも和也を困らせてしまう瑠夏ですが、瑠夏だって本当はそんなことしたくないはずです。
ここにいて いいよって 言われた気がして
彼女といえば彼氏に手料理を振舞うもの。友達がそんな話をしているのを聞いて、自分もやりたくなったのかもしれませんね。バイト帰りに和也を捕まえた瑠夏。今日は、和也くんのために、カレーを振舞うつもりでした。そして実はそれ以上の予定も…。
今日は 私が ごはん作ってあげますよ
瑠夏にとっても初めての恋。彼氏に料理を作ったことも初めて。きっと、美味しいと言ってほしくて、もっと好きになって欲しくて、たくさん調べたレシピなんでしょう。もしかしたら、自宅で練習なんてしていたかもしれませんね。
◆”彼氏”にご飯作るのって こんな気持ちなんだなーって 63話
こんな気持ちなんですね…
私 ”恋”するのとか… 初めてだから…
”彼氏”にご飯作るのって こんな気持ちなんだなーって
彼氏の部屋の台所で、彼氏のために料理をするなんてドキドキです。
「えっ うん めっちゃ美味いっ!」そう答えてくれた和也。その後、ふたりで映画を見て、本当の彼氏と彼女のような時間が流れます。そして
◆私だって和也君と 彼女らしいことしてみたい…! 63話
だって「彼女」は私なのに
私だって和也君と 彼女らしいことしてみたい…!
瑠夏には彼氏の和也と一緒にしたいことがたくさんあります。手作りカレーを食べて欲しいと言って和也の部屋に上がり込んだ瑠夏。実は、和也の部屋にお泊りする予定でした。
一度は和也に拒まれますが、ラッキーなことに今晩は台風が来ており、外は大雨。電車も止まり自宅に帰れる状況ではありません。お泊り決定!
◆念のため… 念のためです… 64話
念のため… 念のためです…
瑠夏は、和也が求めるなら、「その覚悟」がありました。準備もしてきました。和也にその気になってもらえるように、料理もすっぽんカレーにしたし、勇気をだして下着にシャツにもなりました。
しかし、和也にはその気はないらしく…別々に寝ることに。和也は瑠夏の期待に応えてはくれませんでした。
瑠夏は和也にお試し彼女にしてもらって、本物の彼女になるためには好きになってもらわないといけないんだと分かって、でも、和也の気持ちは自分には向いていなくて。この恋で、瑠夏が幸せな気持ちと合わせて知ったもの、それは恋の辛さや不安だったはずです。私と和也くんの関係はお試しのまま、和也くんの気持ちは千鶴さんに向いたまま。デートしよう、会いたいと言うのはいつも自分から。自分だけが勝手に盛り上がって、わがままを言って、和也くんは自分に何も求めてくれなくて、ふたりの関係は変わらなくて。
千鶴さんは、嫉妬するくらい、美人で大人っぽくて、かっこよくて、素敵な女性で。そんな人だから、和也くんは好きになった。自分がどんなに好きだと伝えても、可愛くなる努力をしても、和也は自分を好きだと言ってくれない。自分にはそんな魅力ない。
毎日LINEして、電話して、デートをお願いして、本当は和也君だって私のこと鬱陶しく思ってるのかもしれない。いつかお試しの関係も終わってしまうかもしれない。
それが瑠夏の見ている現実です。
瑠夏は和也に本心を語ります。
◆私には 和也君の求める魅力は無いんだって 65話
覚えてますか? ホテルで言ったこと…
分かってるんです あんなこと言ったって
私には 和也君の求める魅力は無いんだって…
千鶴さんみたいに 大人の女じゃないし…
多分色気もないから
きっと和也君には ガキが背伸びしているようにしか見えなくて…
◆こうしてるだけで 私 涙が出るほど幸せで… 65話
迷惑なのは分かってるんです…
和也君をヒかしちゃってるかもって…
…でも 我慢できないんです…っ
変なヤツだと 思われても…
イタいコだってヒかれても…
こうしてるだけで 私
涙が出るほど幸せで…
和也くんにはきっと迷惑だと思われてる。瑠夏はそれを分かっています。それでも和也と一緒にいたいと願ってしまう。LINEをしたり通話したり、デートしたりする時間が何よりも幸せな瞬間だから。これまで一度もドキドキを感じたことのない私を救ってくれたヒーローだから。
すると和也は、最高に素敵な言葉を返してくれます。
◆魅力がないわけねーじゃん! 64話
魅力がないわけねーじゃん!
めちゃくちゃヤリたりと思ってるよ!
るかちゃんめちゃめちゃ可愛いし
今こうしてる間だって爆発寸前で!
迷惑なわけねーじゃん…っ
今まで一度だってモテたことなんてなかったんだから…
本当は飛び跳ねるくらい嬉しいんだ
俺でも君みたいなコに 好きって言ってもらえるんだって…
和也の言う通り、彼の気持ちはまだ「好き」とは違う。でも、迷惑だなんて思ってなかった。自分のことを可愛いって言ってくれた。ちゃんと女の子として見ていてくれた。「魅力がないわけねーじゃん 迷惑なわけねーじゃん…っ 本当は飛び跳ねるくらい嬉しいんだ」そう言ってもらえて、瑠夏は心の底から嬉しかったはずです。少しだけ本物の彼女になれる未来が見えたはずです。
瑠夏は幸せそうに布団にもぐります。
◆ここにいていいよって 言われた気がして 65話
それに私 嬉しかったんです
和也君 私のこと…ずっと
迷惑なんだって思ってたから…
ここにいていいよって 言われた気がして
いつも自分勝手な行動ばかりしているのに、こんなにやさしい言葉をかけてくれた和也。瑠夏はこれまで和也に迷惑をかけてきた自分を少しだけ許すことができたでしょう。嫌われてなかったんだと安心できたでしょう。
そしてこのとき、きっとこう思ったはずです。
やっぱり 和也くんが運命の人
どんなに苦しい恋でも 絶対にあきらめたくない
いつ千鶴がレンカノを辞めて和也に近づくのか分かりません。いつ和也と千鶴が恋人関係になるのか分かりません。和也の気持ちはなかなか自分に向いてくれません。そういう現実にぶつかりながらも、瑠夏は和也を諦めません。
◆それでは和也君! ありがとうございました! 65話
それでは和也君! ありがとうございました!
お優しい和也君のエスコートにより
忘れられない夜を過ごせましたーっ!
瑠夏は、「魅力がないわけねーじゃん! 迷惑なわけねーじゃん…っ 本当は飛び跳ねるくらい嬉しいんだ」そう言った和也の言葉を信じ、ふたりが恋人になれる未来を願い続けます。
最高の夜を過ごした瑠夏。ドキドキと幸せが溢れます。これで、千鶴さんにもまた一歩リードです。