『オレたちバブル入行組』
池井戸潤
2007年12月10日第1刷
2013年6月10日第21刷
株式会社文藝春秋
またもや池井戸潤シリーズ。ちょうどテレビで堺正人主演で「半沢直樹」という
当作主役を題名にしたドラマが始まったことから、読んでみることに。。。
銀行がテーマであり、「不祥事」に通じるものがある内容。
不正や出世競争・派閥・役職を笠に着た上下関係等を軸に物語が進んでいく。
主役である半沢直樹は、題名の通りバブル真っ盛りの1988年(昭和63年)入社。
バブル入社だから(?)か、理不尽と思えることには、上司の命令にも逆らい、
逆に「正論」を通すことで、上役者たちの「弱み」を握り、信念を突っ走っていく
ストーリー。
自分が勤めている会社にも、「バブル世代」は非常に多い。
個人的な感覚では、バブル世代には2種類いる。バブルという売り手市場の中で、
楽をした結果、能力が無く、会社に貢献できていない(むしろ足を引っ張っている)
タイプ。もう一つは、バブル世代という、非常に過酷な競争の中で、しっかりと
信念と能力を身に着け、管理職としてこれからバリバリと能力を発揮していくことが
求められる人材。
半沢直樹は後者にカテゴライズされる。個人的には、このような奔放な信念が
取れるようになった経緯について、今後の「半沢直樹シリーズ」で読み取れるよう
期待したい。