乱紋(上・下) 永井路子 文藝春秋 2010年8月10日新装第1刷
大河ドラマ「江姫」を見ていて江姫を描いた小説を読みたいと思い購入しました。
大河ドラマに描かれている江姫とは全く違う性格として描かれています。正反対と言えるくらいです。感情を決して表には現さない一方で底知れない強さを備えた女性として、常に控えめに描かれています。筆者はあとがきにて、描き方は色々ある中でこのような描き方をした理由として次のようにあげている。
それは戦国時代から江戸時代へと女性の変化を描きたかったからだと。
茶々、初、江と3姉妹を対照的に描いているのは順番に女性像の変化を投影しているのだろう。
まだ丸2ヶ月ではあるが、時代考証を無視したようなドラマより面白かった。