「それで?何したんですか?」
笑顔じゃない笑顔のハル…
怖すぎる…
「えっと… えっとね…… 帰って来る途中でね…… 」
相槌も打ってくれないハルに ビクビクしながら 今日のながら運転の告白を終えたけど それでもハルは黙ったまま…。
「……ハル? 聞いてる?」
ハルはひとつ大きく息を吐いて ゆっくりまばたきをした。
「…それで それをどうやって誤魔化すかを ケンと相談してたんですね?」
誤魔化すって… 人聞きが悪いなぁ。
誤魔化すっていうんじゃなくてさ… 秘密にできないかなぁ…ってね…。
いやいや 秘密でもないな。
秘密にするってわけじゃなくって…
話さなくてもいいかなぁって…。
そう! わざわざ言わなくてもいいかなぁ…って そんな感じ…。
…なんて。
「誤魔化すとか… そんなんじゃなくってぇ… 」
わーーん。どんな言い方しても 絶対怒られる。
だって 私が悪いもん。
わかってるよ。私が悪いよ。
それなのに…
「そうですか。わかりました。」
……あれ?
ハルは くるっと振り向くと 自分の部屋にスタスタと歩いて行った。
…え? あれ?
絶対ビンタされるって思ったのに。
とーーっても痛いビンタだと思ったのに。
……ハル?
どうしたの?