「許しません」
と言ったハルは バシン バシンと二往復めのビンタをした後 私にベランダを指差して 座るように言った。
あぁぁぁ。逃げ出したい。
怖い。怖い。怖いよーー。
そんなに怒らなくっていいじゃん。
私 ちゃんと 謝ったよ??
言われた通りにベランダに出て正座すると ハルはキッチンへ行った。そして 大きめの コップに水を注いで それを手に戻って来ると 私の頭にひっくり返した。
「頭冷やしてください。」
えーーーん。頭は冷えてます。震えるくらいに冷えてますぅ…。
頭からかけられた水が 首筋から 服の中に入ってきて じっとりと身体を濡らした。
ハルを見上げると 久しぶりに見る 激怒。
そんなに怒らなくってもさ…。
ぐすん(TT)
「ごめん…なさい…。」
「許しません。しばらく ここで反省して下さい。」
まだ 許してくれないか…。
なんで?
歩いてる時に ちょっと よそ見しちゃっただけなのに。
たまたま そこに階段があっただけじゃん。
ケンちゃんがケガしちゃったのは 悪かったって思うけど…
私 謝ってるよ?
反省してるよ?
ビンタだって ちゃんと我慢したのに。
なんで 許してくれないの??