この論文は「乳がん患者へのメッセージ」と題して私が2015/10/22に書いたものです。

 

今回は、特に女性達から批判を受ける内容になるかも知れないが、その覚悟で書くことにした。乳がんが話題として取り出されているのは十数年前からであり、昔はあまり聞いたことが無かった。しかし、胃がん、肺がん等は昔から問題化されていた。何故だろう。それは、昔と現代の乳房に冠しての意識の変化が起こしている現象と見ている。

 

昔は乳房は子育てを意識していたが、現代では、女性の虚栄の一部となっている。和服を来た女性の乳房はあまり目立たないが、現代の洋服ははっきりと、その大きさまで表している。Aカップ、Bカップ等、ある時にはエステ手術まで行い、自分のエゴを表現している。又、出産後、赤ちゃんに母乳を与えるのも、それが理由で拒む女性も少なくない。そして、自己保存の為に、一刻も早く子供の母乳離れに努める。 仮に、エステ手術をしなくとも、現代ではブラージャ製造メーカーも、現代女性のニーズに応えるかのように、色んなデザインや付加価値を工夫して、提供している。

 

この変化は女性だけの責任ではない。現代社会では、特にバラエチ番組では、女性を見たら、口癖に「何カップ?」と質問を投げつける場面が目立つ。それに応えるかのように、女性も何時も自分の乳房に気にするようになっていると言っても過言ではない。未だ異性の目を引くためなら可愛いが、同性と競い合う為に努める女性も少なくないと思う。誰も「このおっぱいで何人の子供を育てた」と自慢する者は聞いたことがない。しかし、自慢そうにおっぱいを見せつける者は多い。

 

確かに、現代女性の方が、男性に取っては、持ってこいかもしれない。しかし、このブログで繰り返し訴えているように、作用には反作用が伴い、大宇宙大自然の法に逆らうことは出来ない。今回の記事を読んで、特に乳がん患者達は納得しない者が多いだろう。これは自分には当てはまらないと思っているに違いない。しかし、何れにしても、乳がんを迎えたことは、上記の事例に一致していなくても、必ず、何らかのメッセージを発信されている事には間違いない。そして、それを信じる、信じまいとも、真剣に己自身の心を振り返り、深く反省することである。要するに、乳がんは戦うべき「敵」ではなく、そのメッセージを素直に読み取り、己の心の偽りを取り除く動機として活かし、例えがんから解放されなくても、己自身の心の安らぎを得ることで、苦しみを和らげる重要なメリートがある。それには、1円とてお金は掛からない。又、普段の治療を妨げることも無く、逆に、医科学的治療が無用になる可能性もある。」