私は20代後半にある保険会社に勤めていた頃、営業研修担当として、参加者たちに「意欲、意向だけでは何も起きない。必要なのはそれに伴う行動です」と裏に書き込んだ名刺を渡していたことを思い出しました。それを、今、言い換えれば、「行動のみが結果を生み出す」と言うことです。残念ながら、私自身がその行動を起こしていなかったことを、今では、真剣に反省中です。いや、その行動の真実の追及中とも言っておきます。

 

自分の意欲に伴った行動をしているにも関わらず、願う通りの結果が出ないことで、多くの人は悩んでいます。更に努力を積み重ねても、満足した結果を生み出すことが出来ず、結局、その原因は過去、又は、他人や環境、状況にあると思いがちです。私も、正にその一人でした。

30代の頃、自分自身で全てを創設した職業に挑み、将来は世界に羽ばたく企業を夢見て、懸命に働き尽くしました。しかし、1年が過ぎたころ、行き詰まりに陥り、私自身も精神的に落ち込みました。その時、私は車の中で、他の人に聞こえないようにガラスを絞め、大声で神様を怒鳴りつけ、思い切って文句を訴えまたことを、今でも覚えています。

 

当時、私は十分行動を起こしてきたつもりでした。では、何故、望み通りに企業が進まなかったのだろう。ある心理学者の解説では、「この世に生まれる以前に指導霊への願い、要するに、私が間違った道を歩んでいたら、何らかな形で妨げ、導かせて頂くよう願った」と説いています。しかし、同じ心理学者によると、「この世、つまり、現象界全てが己の心で描いているもの、つまり、己の心の現象」であり、「作用反作用」の掟で定められているとも説いています。

 

私は、子どものころから、神様に頼る資格が無い人物だと思い込んでいましたし、今でもそれには変わりありません。従って、あの世の守護霊、指導霊に指導して頂く資格もないと考えています。何故なら、その資格は「心の調和」が無ければ、獲得できないと信じているからです。ラジオやテレビの様に、ダイヤルを合わせない限り、受信できないのと同じものです。 残るのは、私の心の真実を知ることだと思い、追及中です。 その本当の心、つまり、本当の自分を知ることで、私の現状、私の過去で起きたことの真相を明かせると信じています。

 

次回に続く。。。。