以前、私は「大宇宙大自然界の掟である作用反作用には誰一人逆らうことは出来ない」と語りました。尚、「作用反作用、つまり原因結果」とも語りました。そして、前回では「原因/結果以前に目的がある」と語りました。この論説は矛盾さがあると思うものも居るでしょう。しかし、何も矛盾していないことを説明しておく必要があります。

 

前回では説明不足で一般的に「原因/結果」と位置付けたように思われがちだが、議論していたのは「過去を原因として」でしたので、了承頂きたい。要するに、過去を原因とする以前に隠れざる自分の目的があるとのことでした。この課題に対して、結局、実際には過去ではなく、「今」の自分の目的が事実上の原因であるとのことです。従って、何が本当の原因であるかの正しい理解が重要です。

 

前回の論説を私自身の人生を参考に語って見ましょう。先ず、私の人生の流れ、そして、私の現在の状況は、決して私が生まれ育っった状況や環境が原因ではなかったのです。私は双子兄と同じく育てられていたことに、心の中では反抗していたことで、無意識で兄をライバルと見なしていたのです。その証拠として、子どものころ、「双子」と言う言葉自体が大嫌いでした。

 

高校入学時、兄は一流高校に入学できたが、私は無名高校にしか入学できなかった頃から、内心では失望していたようです。そして、大学では兄は着々と医学に進み、私は単なる経済界の選択しかなかったことで、結局、大学中断してしまった。しかし、負けず嫌いな私は、職業で兄と競争を無意識で図っていたようで、焦りに焦りを重ね、失敗の連続に陥ってしまった。失敗に明け暮れ、44歳で、兄と同じ地域から離れ、地球の反対側の日本で暮すようになり、要約、安定した暮らしを取り戻すことが出来た。結論として、私の人生は過去が原因ではなく、私自身のその都度の「隠れざる目的」が原因であることを、最近意識することが出たのです。その無意識な「目的」は、数えきれない程、夢の中でも見せられていて、その意味の追求の結論も同意に辿り着くことが出来ました。

 

次回も続く。。。