なんかゼリー状なんだけど。凄く。

僕は斎藤 ハジメ。
都内の高校に通うごく普通の18歳だ。


成績は中の下で運動神経はあまり無い。
視力は悪くてメガネは欠かせない。

人と話すのはあまり得意じゃなく、クラスで友達と呼べるのも2、3人程度だ。


…とまぁ、ここまで言えば分かるだろうが、僕はあなたのご想像通りのパッとしない、「空気みたい」な存在なんだ。



そう、あの日までは…


ケース1
もう一人のサイトー



目が覚めたとき、僕は学校のトイレの個室にいた…

何故か左手には、いつもバッグに入れている手鏡が握られていた。

視界が悪い。何故だろう??僕はメガネをしていないようだ。


僕は自分の顔を触って確かめてみる。


ハジメ「ん??…」


何か自分の顔面に液体が付着しているのに気付いた。


ハジメ(この粘り…そしてこの白濁色、かいだ事のある臭い…)



ハジメ「顔射…されている??」



僕はパニックを起こした。全く状況が掴めないのだ。
一体何が起こったのか??


ハジメ「今必要なのは冷静な思考だ…」


ハジメ「クール、クールだ…クレバーになるんだ。」


僕は少しの間呼吸を整え、やがて落ち着いて考える事ができた。



まず、

「記憶が無い」

僕は確か1限までは起きていたはずだ。
しかし今は時間からしてお昼休み。
ということは、2限、3限の記憶が飛んでいる。


そして、
「なぜ顔射されているのか??」


これについては全く謎だ。僕にはゲイの要素は無いし、現に田中さんと言う好きな女子クラスメイトだっている。

しかし体に傷は無いし、服装も乱れていない。
レイプと言う可能性は無さそうだ。


それに消えたメガネと持っていた手鏡の謎も残っている。


ハジメ(…とにかく教室に戻る必要がある。ここに長い間留まる事はできない。)


幸いトイレには誰もいなかった。僕は顔を洗い服を整え教室へと向かった。


トゥクトゥントゥントゥントゥントゥントゥン♪

トゥクトゥントゥントゥントゥントゥントゥン♪



ガタッ…


三浦「シュ??シュシューシュ??」


妻夫木「シュー…」


三浦「シュ…??」


妻夫木「シュシュ…!!」

ガッ!!


妻夫木「シュ…!!シュシュシューシュ!!シューシュ!!」


三浦「シュッ…///」


妻夫木「シュー…シュ??」

三浦「シュー…///」



その夜…
…………
……………
………………


パンッパンッ!!

三浦「シュッ…シューー!!」

妻夫木「シュッシュッシューシュ!!」



パンッパンッ!!



妻夫木「シューシュ??」

三浦「シュー!!」

妻夫木「シューシュ??」

三浦「シュー!!」


妻夫木「シューシュ!!シューシュ!!シューシュ!!シュッ…シュッ…シューーーーーー!!!!!!!!」



三浦「シューーーーーーーッ!!!!!!!!!」



ビュブルビュッ!!



妻夫木「シュー…」

三浦「シュッ///」