ひとつ前のアメンバー記事は、
かつて大学進学を控えた息子が
どう考えても校内最下位以外の何ものでもない
人生初の0点を取った時のお話、
そしてその次の模試で、
突然、最下位から一気に校内1位、全国でも上位の成績を収めることになった奇跡みたいなお話をおもしろおかしく話してくれて、
落ち込んでいたのを励ましてくれたと言う内容でした。
当時は、
０点は理解のひとつ前、
最後のひとつのパーツが揃うと可能性は無限大ってこともあるのかも？
と、思った出来事でした。
電話口の息子は、
本当に器の大きい男になったなと母は思う。
長年頼りなく、すぐに逆切れしていた夫も、
いつの間にか人の話を聞き、冷静にアドバイスできるようになっていたことにも驚き、
息子に父親のそんな変化を話をしたら、
「くそっ、俺はいつになったら父親を越せるのかな
まぁいいや、目標は大きい方がいい」って、
夫は「何言ってんだよ、とうに俺を追い越してるやんか！」と言いつつも嬉しそうでした。
息子にとっては、私は決していい母親ではなかったのに、
感情的になって手をあげたことも、子育てに悩んで声を荒げて怒ったこともあったはずなのに、
ひとつの恨みつらみもなく、貧しい中で精一杯愛情をかけて育ててくれたと言ってくれる。
弱っている今は少しその言葉にあまえていよう。