母の誕生日 | 子連れホームレスからの再起・・・私の貧乏の戦い方

子連れホームレスからの再起・・・私の貧乏の戦い方

人生何が起きるかわからない、身内に翻弄されて子連れホームレスになった薄給リーマン一家の自力再生と今。


今日は、亡き母の誕生日。


亡くなった人の歳を数えちゃいけないって言うけれど、

生きていれば72になるのかな?


同級生のお母さんたちの中では母は年齢が上の方だったので、

小学校時代は「お母さんが歳だからイヤだ!若いお母さんがいい」と拗ねたこともあった。

今思えばそんなに歳でもないのにね。



今、冷静になって振り返っても、母と私の関係は壮絶だったと思う。


母もおばたちも、私の存在は娘や姪ではなくて何でも言える妹のように思っていた様で、

小学校に入ると預金をどうするとか、

高学年になると不動産売買の相談されたりとか、


「そんなんわからんもん」と言っても、


「お父さんがあんなバカやっけん、あんたしか相談する人がおらんやろ?」


と、大人であることを要求されていた。

母にしてみれば、早く大人になって自分の負担を担ってくれることを期待していたんだろう。


感情の起伏が激しくて、いつも家族とは反対の方向ばかりを見ていた母には

幼い頃から母親らしいものを感じたことはなかった。


今でも、母と娘で買い物をしたり、食事をしたりしている母娘を見ていると、

とうに自分が母親の歳でありながら、その娘が羨ましくて妬ましく思っている自分に気がついて苦笑してしまう。


1度でいいから、買い物とか食事とか、母と娘らしい時間を過ごしてみたかった。



今は、その思いの分も、

娘との時間を大切に過ごそうと思っている。