内火室の板をどう曲げるか 曲がるのだろうか?
そんな心配が頭の中に渦巻く中、工場へ
今回は若手の慣熟運転も行われ盛況な活動でした。
私は ひたすら銅板の鈍しと成型の繰り返し
今回はLPガスの詰め替えをしたので火力が強く
板の鈍しがうまく行きました。
内火室の側板をネジ止めし、それをガイドに エイヤー
マ、曲がりました。 曲がった部材が下の写真の穴の空いた
かまぼこ形の部材の下にある上部が平らになっている部分です。
この部分の中で石炭を燃やします。
ボイラーの内部はこうなっています。 内火室と外火室の二重構造で
ここに水が入っています。 この構造は組み立てが終わると
見ることは出来ません。
中に入っているのが内火室です。
この側面上半分に煙管が17本付きます。
写真で微かに丸い罫書きの後が見えます。 この○に穴を開け
煙管を取り付けます。
外火室と内火室天板の間には控えと呼ばれる補強が入っています。
これが無いと内火室の天井がボイラー内圧に負けて火室内に
落ちてきます。オリジナルのボイラーにはこの部分に板状の
ステーを入れるタイプになっていました。
板状のステーの場合、ステーと缶体のロウ付けが剥がれ
ボイラー故障になる場合があります。
今回は確実にロウ付けの出来る棒タイプの控えを選択しました。
この辺りはボイラー製作者の経験と部材の調達状況により選択します。
内部の構造はボイラーの外側からは見ることが出来ません。
これからボイラーを製作する方の参考になればうれしい限りです。