先日、宇都宮にある競走馬総合研究所で
馬学講座を一般に開講するというので行ってきました
ここは、ミントが2歳から4歳までの約2年間を過ごした場所です
「馬のことをもっとちゃんと知りたい」というのも参加した理由のひとつでしたが、
一番は、
ミントのルーツを知りたい、
ミントの過ごしてきた場所を見てみたい
というのが最大の参加理由でした
それにしても、
JRAのロゴを見るだけで無条件にワクワクするのはどうしてなんだろう
中へ入るとさっそく馬の像がお出迎え
これは、世田谷の馬事公苑から移設されたものだそうです
なんて書いてあったか忘れちゃったけど、
「馬って愛すべき動物なんだよ」みたいなことが書かれていました
この日開催された馬学講座のテーマは
サラブレッドの生理学
講師は女性の先生でちょっとびっくり
JRAに女性の獣医師は7人しかいないそうで、
そのうち、研究職をされているのは今回お世話になった間先生お一人だけなんだそうです
かっこいいなぁ~
JRAの競走馬研究施設は3か所あり、
この宇都宮が本所だそうで、病気の研究・スポーツ科学の研究
栃木支所では感染症や伝染病の研究
福島にある常盤支所では馬の温泉・リハビリの研究
が行われているそうです
ということは、
ミントは病気の研究・スポーツ科学の研究に使われていたということね
講義は馬の体格・心臓・呼吸機能をテーマに30分程度で終了。
質疑応答もかなり活発にされていて、
もう少し時間があってもよかったかな
講義室の外のホールには、
研究結果に関するパネルがいくつも掲げてあったのですが、
おもしろかったのをいくつかご紹介
まずは蟻洞について
これは大事です
ミントを悩ませている憎き蟻洞菌
やっつけてやるっ
次にこちら
ディープインパクトはなぜすごいのか
という分析結果
やっぱりディープってすごいんだなぁ~。。。。
そして一番笑ったのが
こちら
馬はどんな餌を食べていて、一日にどのくらいの摂取カロリーが必要なのか
ということを、ほかの動物たちと比べているパネルなんですが、
。。。。。アニキが居ます
アニキとは、阪神タイガースの金本選手です
なぜ、「ヒト」じゃなくて「アニキ」なのか・・・・
なんとアニキ、
好物はホームランで、一日の摂取カロリーは約5000kcalだそうです
さすがアニキッ
これ作った人、かなりのハイセンスっ
どれもこれも興味深い講義の後は、体験乗馬です
全員でゾロゾロと施設を移動し、馬場へ向かうと
1頭の鹿毛ちゃんがみんなをお出迎えしてくれました
このお馬はミヤコノアドミラルという名前で
2008年まで中央で走っていた競走馬でした
でも今は・・・・・
「いつまででも触っていられる馬だから、たくさん触れ合ってくださ~い」
と、おでこ触られまくりのアドミラル
気のいい馬なんだろなぁ~
競走馬を引退した馬たちがこうして幸せに暮らしているのを目の当たりにすると
とっても嬉しくなっちゃいます
そして体験乗馬用に出てきてくれていた馬たちに順番に騎乗
私が乗ったのは岩手県の遠野で乗馬のために生産されたグレイシーというお馬ちゃん
見るからにおとなしい気配丸出しでとってもかわいい
今回一緒に来てくれたPちゃんも
グレイシーに騎乗
そしてもう一人、今回付き合ってくれたロキシーのMちゃんは
こちらの黒いかっこいいサラブレッドに騎乗
名前は聞き忘れたそうです
Mちゃん、ちっちゃすぎて鐙に足が届いておりません
体験乗馬の後は
馬車にも乗せてもらえました
私、馬車に乗ったの初めてかも
ハーフリンガーという品種のスカニアというかっちょいい名前のお馬が頑張っていました
スピードの乗るとすごい速くてびっくり
後ろから見ていると、
むっちむちのお尻がとっても可愛いっ
このむちむちな感じはまだ若いのかな?と思ってうかがったら、
もう19歳だと聞いてまたまたびっくり
頑張ってくれてありがとう
全員が体験乗馬と馬車体験を終えると
「それではみなさんこちらへ~」と連れられるままに移動
厩舎裏の洗い馬を抜けて
馬房をチラ見
この栗毛ちゃん、お尻に湿布みたいなの貼ってる
あまり見かけない光景なのでドキュンでしたが、
でもこれももしかしたら、研究のひとつなのかもしれませんよね
パッチテストみたいな
ミントはどの馬房に居たんだろなぁ~。。。
ただ通り過ぎるだけはもったいなくて、あっちこっちキョロキョロしていたらみんなに置いていかれ・・・
迷子になったら大変と小走りで行った先は
来ました大本命、研究実験棟
なんだか物々しい装置の前にみんなが集合し、先ほどの間先生が何か解説しています。
これが、馬のトレッドミルです
簡単にいえば、馬用ルームランナーです
ここで馬を走らせながら、
大きなホースを鼻先にはめ込んで運動中の心肺機能の検査をしたりするんだそうです
「では、今日は
実際にトレッドミルで馬が走るところを見学してもらいましょう」
まさか実演が見られると思わなかったので大興奮
1頭の芦毛ちゃんが連れてこられましたっ
見慣れない人間がわんさか居るのに落ち着いています
乗せる時も慣れっこの様子ですんなり入りました
先生のお話では、
これは馴致(怖くないことを理解させて、すんなりできるようにすること)も大変なんだそうです。
そりゃそうだ
馬からしたら、自分の足元が自動的に動くなんてあり得ないことだろうし、
それを理解できる馬ってかなり賢くて、かなり限られているんじゃないだろか????
サクラフブキという名前の芦毛ちゃんがスタンバってすぐに、
私は気付いちゃいました
写真だとちょっと解りにくいかもしれませんが、
サクラフブキも・・・・・
ミントと同じところにチューブが埋められているっ
こちらがミント
お揃いです
これはもう、間先生にこのチューブのことを詳しく聞かないわけにはいかないですっ
後編へつづく