15日、「技能実習」に変わる新制度「育成就労」を新設する閣議決定があった。

早ければ2027年には「育成就労」が始まる。

 

大きな違いは短期での転職が認められること(技能実習は本来転職を予定しておらず、原則3年転職できないことから劣悪な状況でも転職できず逃亡などの原因となっていた)と、特定技能への移行がしやすいこと(現在でも技能実習から特定技能への移行は可能だが、本来予定されていた制度ではない)。

 

技能実習制度は日本の優れた技術を身に着けて本国に持ち帰ってもらうための制度。

本来就労資格ではなく、長期滞在は予定されておらず、長期滞在可能な就労資格への移行も予定されていない。

会社側が「この子は優秀だからずっと働き続けてほしい」といい、本人にその気でも、昔は無理だった(今は特定技能への移行が可能だが)。

 

技術を学ぶための資格というのが建前だが、本音は安い単純労働力の確保という意味しかなく、建前と本音が乖離しすぎていた。

 

育成就労は日本のための人材育成という建前の制度で、特定技能への移行も最初から予定されている。

建前と本音の乖離がそこまでひどくなることはなさそうだ。

 

優秀な人材を直接日本に呼ぶには無理がある。

優秀な人材はまず欧米を目指すからだ。

 

とすれば、やる気のある人をよんで、日本で優秀な人材を育成するしかない。

育成就労はそのための制度。

 

うまくいくかはわからない。

技術を身に着けた段階でより環境のいい国(欧米)で働くことを望む人間が多く出ることも予想される。

日本における外国人労働者の扱いの悪さはネットで世界的に広まっている。

 

賃金レベルの向上はもちろん、日本のよさ、治安の良さや物価の安さなどをアピールするしかないかも。