しばらく間が開いてしまいました。
最近、早く寝るようにしているのですが、
そうすると、1日の時間がまったく足りません。
オリンピック開幕まであと一ヶ月をとうに過ぎて、書きたいこともいろいろあるけれど
まずは
昨日の夜中に放送されたNNNドキュメント「絶対に勝ってやる」羽生結弦の挑戦
これが本当に素晴らしくて
平昌オリンピック男子フィギュア個人戦までほぼ一ヶ月のこのタイミングで
この番組を放送してくれてよかったです。
彼がこれまでやってきたこと、
特にソチオリンピックからの四年間の
挑戦について
結弦くん本人の言葉をもとに、
たんたんと語られていました。
冒頭から見たことない(と思う)映像
トロントの街で、
ナイアガラも、ダウンタウンへもほとんど行ったことないと
17歳の「アスリートの魂」で言ってたこととほとんど変わらない。
スケートのためにここに来ていると。
大学の勉強中の結弦くんもなかなか新鮮だったけど、私の印象に強く残ったのは
2011年の定義山でお参り後の結弦くん。
御利益について
「自分の中ではあると思います。だけどそれは自分の努力がちゃんと実ってるわけで、これだけに頼るとか、そういうことはしないようにしている」
定義山お参りのシーンは見たことあるけれど、この部分ははじめて見たような。
ソチオリンピックの悔しさ。
挑戦する気持ちを忘れない。
できることの常に最大限を目指す。
2015年11月
NHK杯、スケート界のレベルを上げる。
ショート、フリー、総合の世界最高得点を塗り変えた。
若手が難しいジャンプを跳ぶ。
自分も跳びたい。
平昌まであと半年のタイミングで、試合に4ルッツをいれる。
圧倒的に勝つならここまでやらないといけない。圧倒的でないとオリンピックは勝てないし、圧倒的に勝ちたいし。
追い上げられている状況だが、スケートやってて楽しいです、今、本当に。
まわりのスケーターと切磋琢磨できる状況。
いろんな選手が技に挑戦しているところを見て刺激をもらうこともたくさんあるし
怖いとは思わない。
むしろ、最終的には「ありがとう」になります。
(この部分聴いたとき、ひとつの光景が目の前に広がった。
スケートリンクにいる結弦くんがたぶん公式練習とかで、合間に他の選手のジャンプを見て、ぐっと真剣な表情になり、自分も挑戦しにいく。またそれとは別の結弦くんが、会場を見渡せるちょっと高い場所から、あちこちの選手のいろいろなジャンプを見て、ふふっと微笑んでる様子)
追い込まれているような状況でも、何か俯瞰しているようなところが彼にはある。
楽しいのだったら、本当によかった✨
しかし、オータムクラシック前に感じた右膝の違和感。
2013年の世界選手権の時の、結局復帰まで2ヶ月半かかった膝のけがが思い出され、今やったらオリンピックに間に合わなくなる。そしてちょっと臆病になった、と。
構成を落とし
ショートで自身の持つ世界最高得点を更新✨
しかし演技後あまり笑顔はなかった。
フリー、難易度は下げたにもかかわらず、ジャンプが決まらない。
ジャンプの難易度を下げたことに疑問を感じていた。
難しいことを思いきってやるのが自分のモチベーション。やはり自分には挑戦しかない。
オリンピック4か月前、ロステレで4ルッツに挑戦。
見事成功させる。
順位はネイサンに次ぐ2位だったが大きな手応えを感じた。
4ルッツへの挑戦は冷静な分析の上でもあった。ネイサンのPCSは上がってきている。自分のPCSはもうマックス。ベースバリューを上げないと。ルッツを入れて、やっとベースバリューで戦えるようになった。
ここがスタートラインだ。
……しかし、NHK杯前日練習で、4ルッツで転倒。右足首を痛める。
平昌オリンピック3ヶ月前。
年明けに練習を再開した、と報じられた。
平昌オリンピック男子フィギュア個人戦まであと一ヶ月。
彼は今、オリンピックに初めて挑む気持ち
でいるという。
誰よりも自分自身が一番期待している、と。
たくさんの方の思いと、自分のなかでずっと抱えてきた思いを重ねて、
最高の「羽生結弦」になれるように。
……
最高の「羽生結弦」は、いったいどんなふうなのだろう。
最高のジャンプ構成か
最高の演技構成か
その両方か
心配もあるが、楽しみにしている。
そして、どんな「羽生結弦」でも
最後まで、しっかりと
見る覚悟は、
できている、かな…。
あと少し、自分は気合いがまだ足りないかな。
自分自身もあと一ヶ月で、
心の準備を整えなければ。