昨日は、結弦くんが全日本選手権を欠場するニュースが、駆け巡りました。

私は仕事を終えて帰ってきたところで

全日本期間中、家を空けるので、荷造りしなきゃなーとか思っておりました。

ふと見たラインに、
「結弦くんインフルエンザで全日本欠場」

の文字が。

私は、すぐにはピンとこなくて

何のこと?っていう感じだった。

言葉が、頭に入ってこなかった。

ラインやツイッターの書き込み見ても、全然実感わかなくて

テレビのニュースでポツポツ流れているのを見て、

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ああ、本当なんだ…とだんだん思ってきて

悲しいとかよりも、なんか気が抜けて

ポーッとしていた。

家族に「魂、ぬけてる」と言われながら。

私は切り替えが早くないから

SNSなどで、結弦くんファンの皆さんがポジティブな発言されていても全然ついていけない自分がいた。

全日本は特別な舞台。

結弦くんはじめ、いろいろな選手たちがそう語るのを聞いてきたと思う。

日本のフィギュアスケート選手は、この大会を目指して地方大会を勝ち上がってきて

皆がここを目指してやってくる。

海外の試合で活躍するシード選手もそれは同じで、

年末の全日本選手権は、日本のフィギュアスケート選手にとって、最も重要な試合、
それは結弦くんにとっても、もちろんそうで…。

だからその試合に出られないということは、
彼にとって、どれだけ悔しくて
つらいことだろうと、
思いを馳せる…

翻って、自分のこと。
私は今シーズン、結弦くんを現地で見ることができるのが、この全日本選手権だけだった。
この一年、この試合を見ることにかけてきた。

彼が全日本に出れないことがあるとは、微塵も思っていなかった。

アスリートを応援するということは、
ケガや病気でその選手が試合に出ることが出来ないということが
普通に、あるということなのに。

思い起こせば、これまでも出場が危ぶまれた試合はいくつもあった、

2014年のシーズンなどは、出場が危ぶまれた試合ばかりだった気がする…

腰痛のためフィンランディア杯欠場の後の

中国杯。

ゆづ友さんと、もし結弦くんが出なくても、その時は旅行を楽しむつもりで行ってこよう、と覚悟を決めたっけ。
結局出場になり、喜びもつかの間、あの事故が起きたのだけど。

そしてその影響で
次のNHK杯の出場が危ぶまれた…
だけど彼は出てきた(たぶんかなり無理をして)

この年の全日本、彼はお腹の痛みを抱えながら、試合にのぞんだ。
フリーだけを見る予定だった私は幸運にも彼の演技を見ることができた。
しかし彼にはすぐに手術が待っていて
メダリストオンアイスは欠場した。

手術後の安静の期間、を経て
やっと練習に戻ったら、捻挫、
さらに練習出来ない日が続き
上海の世界選手権も、出場が危ぶまれた。
毎日、祈る気持ちだった。
最終的には、もし結弦くんが出なくても、行こうと決めた。

あの年は、何回も、「覚悟」をした。

今年もあのアイスショーの期間、覚悟を決めていた。


だけど今回の全日本、

事前に不安な要素は、なかった。
だから、当然のごとく出場すると思っていた。

インフルエンザはどうすることもできない。

昨日は夜遅く、HDDの整理をしていて

昔の録画をみていた。

2011年の全日本選手権。

大阪、なみはやドーム。

結弦くんは「三強」に割って入り

3位で世界選手権の切符を手にした。

そして、ニースのあの演技につながっていった。

事柄は単体で存在するのではなくて、すべてがつながっている。

今回の全日本の欠場も次の試合に、どうつながっていくかな…
しっかり休んで、体調を戻して、
力を蓄えて、
また元気に試合に出てきてくれるのを
楽しみにしています。


今回は予測不可能で、気持ちの準備ができてなくて、
覚悟ができていなかった。

本心で言うと、がっかりしている。

だから今日はしっかりと、がっかりして、

また明日は気持ちきりかえて


思いっきり、全日本選手権男子SPを

楽しんで観戦したいと思います。