「明子の部屋」にすっかり舞い上がっていましたが、
修造さん「でも相当な難しさですから」
言葉の力を信じる
その後のエキシビションもまた、素晴らしかったですね。
スケカナの時よりもさらに美しさに磨きがかかったスワンに
スワンの衣装で先ほどまでとは別人のような
「Lets go crayzy」に
よくそんなに変われるものだ…と思いました。
そんな興奮も冷めやらぬ中
織田くんが
結弦くん、織田くん、知子ちゃん、刑事くんによる「恋ダンス」の動画を発表
結弦くんのキレすぎるダンスに話題騒然^_^
そうかと思えば、今度は刑事くんが
刑事くん龍樹くん結弦くんによる
「PPAP」のお写真をアップしてくれて
もうもう、素敵動画、素敵写真で盛り上がる中
まったく違った意味で私が、ガツンと衝撃を受けたのは
11月28日の「報道ステーション」
修造さんのインタビュー。
修造さん「大事にしてる言葉があります。
「できる、できる、できる。」」
ショート、フリーのあとの「もうちょっと」のポーズについて
結弦くん「やっぱり試合って一回きりじゃないですか。
試合の中で、ショートとフリー合わせて11回のジャンプのためだけに僕たちは何十年のスケート人生をかけているので」
修造さん「完璧というのが2回続いて「羽生さんはミスしない人」というのがものすごくあるわけです」
結弦くん「プレッシャーはありました。特にこのNHK杯は、「やらなくては」
NHK杯=羽生結弦=世界最高得点っていうなんか、ひとくくりみたいなものがあって
今回のファイナルもそうですけど、そういうプレッシャーはあります。
ただそれは「期待」なので、プレッシャーって
崖っぷち大好き
ヤッホーイ」
修造さん「それをプラスに変えれたってこと?」
結弦くん「元からプラスに変えていますね
背中を押してくれる力にも力の変えようはいくらでも出来るので
そこの流れに乗って行きたいなと思っています。」
修造さん(今年のグランプリファイナルて)
「勝手にこっちは「満点いくんじゃないか」って期待してしまうところがある」
結弦くん「まあ、満点狙いますけどね。
もちろん狙ってはいます。
ただ自分にとって今シーズンかなり挑戦的なものであって…
といいかけて
「でも、やめよう。やめた。」
「出来ると思っています」
ここで、私、ガツンときました。
修造さん「でも相当な難しさですから」
「ずっとやってきたものに対して出来 たっていうのと違う」
結弦くん「でも出来ます」
言葉の力を信じる
昨シーズンと今シーズンでは、プログラムの難易度がまったく違う。
4回転もさらに増やし
ジャンプのつなぎも、ステップもさらに進化している。
それらを完璧にやれば、もちろん得点は超えていく。
しかし、高難度なプログラムをミスなく演じることは難しい。
ケガあけのシーズンでもある。
でも…
彼はすべて言い訳をやめた。
修造さんが後で言ってたように
難しいプログラムなんですよ。といえば
ミスなく演じれなくても
見てるもののハードルは下がる。
しかし彼はそれをしない。
これまでも彼は強気な発言を繰り返し、
自ら退路を絶ってきた。
今回はさらに、言葉の力を重視したのだろう。
今回のNHK杯のSPでも演技前
「できるできるできる」と繰り返し言っている。
そして、SPで4Loを回りきり、フリーでは成功させた。
このインタビューを聞いて
自分の応援のスタイル自体に、どうかな…と思いはじめた。
私はこれまで、彼にあまりプレッシャーをかけることはよくないことだと思っていた。
若手の台頭もある。ケガもある。
彼が精一杯の演技をしてくれたらそれでいい。
彼がかつて先輩達を追い越して行ったように、
後輩、若手の中から彼を追い越すものが出てくるかもしれない。
たとえ順位や点数で追い越されることがあっても、
私は好きな選手をただひたすら応援するだけだ、
と先日このブログでも書いた。
でも、昨日のインタビューを聞いて
私の考えは、ちょっと違ってた、と思った。
やっぱり彼は、勝つんだ。
勝つためにやっているんだ。
自分に、ライバル達に。
どんな状況でも、どんなに難しいことをしても、
勝ちにいこうとしている。
そんな彼を、信じないでどうするんだ。
ファンであるというならば。
自分は、自分ががっかりしないための予防線を張っていたに過ぎない。
なんて浅いことだったんだろう。
何も、やみくもに、無条件に信じるというのではない。
彼の、わかる限りの今の状況、や、
挑戦している内容や
ライバル達の状況を冷静に見ながらも
それでも彼が勝つ、と信じる。
挑戦している内容、
例えば一昨日のGoing!で佐野さんが解説していたように、
今回のNHK杯のSPで、シットスピンを回りながら、手でカウントを取っていたとか、
フリーをブラッシュアップしてきたと言っていたけど、ショートでも細かく進化をしている。
衣装のチェンジもしかり。
進化を続ける彼を、少しでも得点アップを目指す彼を
信じる。
勝つと信じる。
これからは、しっかりと、勝つと信じて応援する。
そう決心した、インタビューだった。
そうして、たびたび思うことですが
彼のかわいさや、カッコよさや、美しさを
ボーッと見てばかりいないで、
アスリートとしての彼の姿勢に触発されて
レベルはだいぶ違う話しですが、
自分も、つまらないことにこだわっていないで、
人として少しでも進化をしていけたら、と
思ったのです。