もう週が変わったから、先週末というのか、
またまたスケートの大会がいっぱいで、
JGP ドイツ 大会
その結果のJGPファイナル確定や
いろいろ盛りだくさんなフィンランディア杯
そして、それらをツイッターや皆さんのブログで拝見していたらどんどん時間が過ぎていき
記憶も薄れてくるので、
まずは、自分が行って見てきたことは忘れないうちに書いておこうと思います。
昨日、「近畿フィギュアスケート選手権」に行ってきました。
東京フィギュアの時も書いたけど、
今年は地方大会に初めて参戦、の年。
私の目当ては、ジュニア男子フリーとジュニア女子フリー。
ジュニア男子の友野くんと山隈くんを見たくて。
すると出場選手見たら、女子ジュニアに
真凛ちゃん、紀平さん、坂本さん、岩元さん…
あまりに豪華なメンバーに、
「ものすごい人出になるんじゃなかろうか?」と不安になりながらも、
家から遠いので、あまり無理はせず、
11時からのジュニア男子に合わせて、初めて行く場所なので、10時くらいに現地に着くようにスケ友さんと大阪駅で待ち合わせ。
南海電車で「羽衣」駅まできて、乗り換え
来た電車に何気なく乗ったら、あれアナウンスが
次は「さかい」…
戻ってるやん、しかも急行か何かに乗ってしまってる!
次の停車駅で降りて再び普通電車で「羽衣」へ。
さっき乗った場所よりもさらにずっと進んだ先に高師浜線ホームがあって、
ほっとしてたら電車は出たばかりで次の電車まで20分くらいある。
「羽衣」から会場のりんすぽまで歩くと20分くらいと書いてあるけど、
初めての場所だし迷うとさらに遅くなりそうなので、
やはり会場まで徒歩3分の「高師浜」まで電車で行くことにしました。
やっと来た電車に乗り込むと、同じ目的の方がどんどんやってきて、
駅に着いたら、みんな改札へと走ってく。
なになに?そういう状況なん?
まずジュニア男子からで、人気と思われるジュニア女子は午後からだから、午後から混んでくるだろうとタカをくくっていた私。
狭い改札を通って足早に会場へ急ぐ人々について
私たちも早足で会場へ。
とにかく入ったら、受付?みたいなところで「パンフレットあと7部です」とおっしゃってて、
慌ててパンフレット購入。
友だちと2人で席を探すも、今ちょうど席が埋まったという感じ。どこも荷物やひざ掛けが置いてある。
タッチの差か〜と半ばあきらめかけていたら
友だちが、奇蹟的に席を2人分見つけてくれていた〜。
ありがとう〜。
さすがに朝から夕方まで立ちっぱなしはきついなぁと思っていたから、助かりました。
前置きが長かったけど、座るともうすぐにジュニア男子フリーが始まった。
ジュニア男子は12人で2グループ。
やっぱり第2グループの6練が始まると、ジャンプや滑りが違う。
今日のお目当ての一人、山隈くん。
以前見たときよりも、すごく背が高くなっててびっくり。
グリーンの衣装が目立つし、よく似合ってる。
体が大きくなったからジャンプどうかな?と思ったけど、
1個転んだけど、あとは綺麗に跳んでた。
そして何より、引き込まれる滑りでした。
よかった。
友野くん。
今年のジュニアグランプリ大活躍でしたよね。
友野くんは、近畿ブロック出てくれてこんなに近くで見れてよかった。
4S決まって次は目の前で3Aだ!と思ったら抜けちゃって少し残念だけど、
元気なスケート見れてよかった。
もちろんダントツの1位。
トイレに行く時、廊下をずっと通って行くんだけど、
向こうから坂本香織ちゃんが走ってきた!
と思っていたら、トイレからの帰りは、すぐそこに紀平さんがストレッチしていたり、その横にはシニアの三原舞依さんが…
という状況だった。
もちろん試合前の大事な時間、じゃましないようにそそくさと通りすぎたんだけど、
地方大会って、こんな感じなんだ〜とあらためて驚く。
ノービス男子Bの織田信義くんも見ましたよ。
さて2時半くらいからジュニア女子。
明らかにさっきまでより人が増えている。
そして女子は4グループあるうち2グループ終わって製氷。
その頃になるとさらに人が増えて立ち見が何層にもなってきてる。
ちなみにジュニア女子は第一グループ6練が始まるとすぐ気付いたのですが、
全体的に先ほどのジュニア男子に比べて明らかにレベルが高い。
ジャンプのキレやらスケートのスピードが。
それもそのはず、ジュニア女子はエントリー67人
のうち、フリーに進めるのは24人。
ここにいる人たちは勝ち上がった人たちだった。
そしてグループが進むごとに、そのレベルもまた高くなり、
最終グループが登場したら
また一段も二段もレベルがあがった気がしました。
JGPファイナル行きを決めた3人が
近畿ブロック大会の最終グループにそろっているのですものね。
もともとロングサイド片側、しかも一般の観客席は3列しかない会場は(前2列は関係者?で合わせて5列)
第4グループが始まる直前には
ジュニアのスター選手を見に来た観客で超満員になっていました。
カメラマンもたくさん、テレビも何台も。
そんな白熱した会場で
世界レベルの最終グループの演技が始まりました。
岩元さんの演技もよかったですし、
坂本さんの最初のコンビネーションが
すごく高くて迫力あるジャンプで、
「おお〜」と思いましたし、後のジャンプも正確にひとつひとつ決めていってて、一個だけ抜けて残念でしたが、
やはり、紀平さん。
会場も、ものすごい期待している空気の中、
演技が始まり、
冒頭、私の席からは一番遠い位置でしたが、なんとか目を凝らして見つめていると、
3Aが、
「ドン!」という音とともにみごとに着氷すると、
会場は大興奮、ウオーッ!という大歓声でした。
(男性が多かったためと思われます…)
その後のジャンプも、すべて正確に、気持ちよく決まっていき、
流れるような演技を心地よく見ていると
フィニッシュが私たちの見ているちょうど目の前で、
小さくガッツポーズ。
気がつけば、ノーミスの演技。
私、紀平さんのこの控えめなガッツポーズ、好きなんです。
高得点が出ました。
この状況で真凛ちゃんの演技が始まりました。
ものすごいプレッシャーがかかっていたに違いないのですが、
「ロミオとジュリエット」の音楽が始まったとたん、
ものすごい集中力で
あっという間に真凛ちゃんの世界になりました。
3-3のジャンプも本当に美しくて
手を動かしただけでも、その軌道が美しくて
指先まで気持ちがこもっているように見えて
息をのむように最後のポーズまで見つめてしまいました。
本当に素晴らしい演技でした。
結果は、紀平さんの優勝でしたが、
本当にどちらも素晴らしかったし、
ものすごい盛り上がった試合でした。
ジュニア女子が終わったところで
もう帰らなければならない時間となり、
りんすぽを後にしたのですが、
お友達と
すごいものを見たね〜
見に来てよかったね〜
と話しながら帰途に着いたのでした。
東京ブロックから二つ目の地方大会観戦。
たったそれだけで語れるものではありませんが、
たくさんの選手の頑張りを見て
今まで本当に一部の選手しか見てこなかったんだなぁと
スケーターさんからはふつうのことなのかもですが、
みんな転んでもすぐに立ち上がり、演技を続けていく。
それぞれの選手の頑張りを見て
ますますフィギュアスケートを見ることが好きになりました。
たくさんの選手、特に女子は
エントリーした選手の半分もフリーには進めなくて、
これまで私が全日本で見てきた選手は、
こういう地方大会を勝ち上がってきた一部の選手だけだったんだなぁと
あらためて感じました。
「全日本は特別な試合」というのが
言葉だけでなく、ほんの少しだけ
感じるものがありました。
ますます全日本、行きたくなりましたよ〜。
難しいでしょうけど….。