「無私の日本人」穀田屋十三郎を先ほど読みました。

映画「殿、利息でござる!」に結弦くんが出演なさると聞き、その原作と知って読まれた方も多いと思いますが、

一気に感想など書いてみたいと思います。

話の筋自体に少し理解しづらい部分はありますが、江戸時代であることや、実話であることなどにより、納得しました。

まあ、こんな奇特な人いないだろうとか

それでは納得しないだろうということ等も

そういう行動に出る理由等が丁寧に説明されていたので

東北の人の気質とか

私財を町のために投げ打った浅野屋甚内は(いいことをしたと)人に話してはいけないとか、おごってはいけないと子孫に言って聞かせたとか

藩にお金を貸し付けて利息を取る、という考えを示し、どんどん行動に出た菅原屋篤平治がいなかったら実現しない話だな…とか


とても興味深く読みました。


さて映画の中で結弦くんが演じる伊達重村という人はどんな人物か、というところは大きな関心事ですね。

本の中では、伊達重村に関する部分は2ページに満たないくらいですが、

浅野屋甚内を際立たせる、あるいは浅野屋がその後どうなったか?ということのために描かれている存在のように思いました。


その部分を読んでのわたしの感想は、

「これ、今の結弦くんの行動に似てる…」

感じ方は人それぞれと思いますが。

あくまで本の話で、映画はどうかわかりませんが、

映画自体、とても楽しみになってきました。