昨日、フィギュアスケートの世界選手権が

終りました。

私は男子フリーのみ現地で観戦しました。

男子ショートプログラムは、仕事から急いで帰って、ネットおよびテレビで観戦しました。

町田くんの素晴らしい「エデンの東」に思わず涙し

結弦くんの「パリの散歩道」は

めずらしく4Tのミスはあったものの、

そのあとは要素をきっちり決めて91点台に載せてフリーにつなげましたね。

フランスから続いていたSPのノーミスは止まりましたが

ミスはあってもおおくずれせず、最後まで滑りきることができる

このシーズンに得られた大きな成果ですね。

そして迎えた男子フリー。

フリーも町田くんはほぼミスのない演技で

素晴らしかったです。

町田くんの演技は気迫がありましたね。

正直、私は町田くんの演技も大好きなので

もうこれはどちらが優勝してもいいと思いました。

そして結弦くんのフリー。

今シーズンの「ロミオとジュリエット」

フィンランディア杯以来、試合で4Sを決めたのをはじめて見ることが出来て

もうすでに涙でした…

そのあとは

明らかに腰に負担がかかっている感じが

わかる中でひとつひとつのジャンプが

決まっていくたびに

涙涙で

すべてのジャンプ、すべての要素を終えて

フィニッシュポーズの後、氷の上にうつ伏せに倒れこむ結弦くんを見たときは

やはり彼は世界選手権でやってくれたんだ、と

思いました。

見にきてよかった、この場所に居ることが出来て

しあわせでした。

結果、0.33差で優勝でした。

町田くんも結弦くんも、どちらも素晴らしい。

これから二人が良きライバルとして

競いあっていくと思うと

嬉しく、楽しみがさらに増えました。

試合後の二人の様子が微笑ましく

競いあう相手が居ることが、この二人にとってもしあわせなことだと思います。

本当に素晴らしい試合でした。

そして昨日のエキシビション。

結弦くんは、あのプログラムを演じてくれました。

多くのファンにとって特別なプログラムは、

結弦くんにとっても、特別な、伝説のプログラムであることがわかりました。








「ロミオ+ジュリエット」

私にとっても特別なプログラムです。

二年前の2012年3月31日。

テレビでたまたま見ていたフランス、ニースの

世界選手権、男子フリー。

それまでもフィギュアスケートはテレビで放送されていたらみるというくらいの関心はありました。

はじめて見る日本の若い男子選手。

まだ少年のように見えるその選手を見たとき

その思い詰めたような横顔に

強く惹き付けられました。

そして演技がはじまり

彼が作り出す演技の世界に

みるみる引き込まれていきました…





演技が終わった時には涙を流していました…

私の中では

たぶんアルベールビルオリンピックの

伊藤みどりさんのフリー以来の感動でした。

名前を呼ばれる直前から

演技終了し、キス&クライで点数が出た後までが

ひとつのドラマのようでした。



その後しばらくは、ニースのフリーの演技を

何度でも見ていました。

今でも特別に元気がほしいときに見ています。

テレビやパソコンの前に座れない時は

映像を見なくても、脳内でリプレイできます…

あの日から二年…

あの時、素晴らしい演技だったけど

二年後に、グランプリファイナル

オリンピック、世界選手権を、制覇するとは

想像できなかった。

驚くほどの速さで進化していった結弦くんは

それまでもまだもっともっと成長できる。

ここは、まだ途中。

そしてここからがまた新たなスタート。

これからも結弦くんの演技に元気をもらいながら

私も自分のやるべきこと、を見つめ直し

やりたいことをどんどんやっていきたいと

思います。

さあ、ピョンチャンめざして

新たなスタートです。






※画像お借りしています。