3月30日月曜日。

こうへいが生きていた最後の日。

 

久しぶりに保育園へ行ったこうへい。

前週は、お熱が上がったり、下がったりだったから

お友達に会えてよかったね。でも、

いつもなら療育に寄ってから行くのに、サボったらしい・・・

まっ、パパはママより真面目に行ってるから良しとしよう。

年度末はお仕事、忙しいからね。

 

 

体調がおかしい、という呼び出しもなく、1日終了。

いつもどおり夕方、お迎えに。16時30分くらいだった。

(保育園は、看護師さんがいる時間しか在園できないので

 基本8:30~16:30 のお約束で入園しました。)

 

いつもはAさんがいる時間帯なのだけど

コロナ対応で勤務時間が変わり、今日はCさんでした。

園の奥から抱っこされて玄関に来た、こうへいさん。

 

 

なんとなーく、いつもより元気ないんじゃない??

久しぶりの保育園、疲れたのかなぁ。

 

 

なんて話してた。

いつもの光景。

こうへいは、長期休養した後に登園すると

たいていグッタリしているから、気にはなるけど

 

「いつものこと」

 

としか思えなかった。

 

 

もうひとつ気になったのは、帰りの挨拶のとき。

 

「先生さようなら!皆さんさようなら!!

 

あれ?いつもなら喜んで力いっぱい体を動かして、

私の腕から落ちそうになるのに・・・ おとなしい。

私の服をつかんで舌をぺろぺろするだけだった。

 

でも、

園庭から帰るとき、

 

「こうへい、元気ないねショボーン どうしたの?」

 

と言ったら、その声にこたえたのか、

園庭で遊んでいるお友達にバイバイバイバイしたのか

 

少しだけ力を入れて、グオーっと元気な姿をみせた。

まんべんの笑みを浮かべながら。

 

 

それもあって、「疲れただけかな」としか思わなかった。

今思うと、この頃からこうへいは何か感じていたのかもしれない。

そのあと車に乗るまで、私にピターっと体をあずけて、抱っこされていた。

 

 

帰り際、かばんにお便り帳が入っていないことに気づき

Cさんに確認したところ、園にあるとのこと。

 

 

「明日も来るし、年少さん終わりだから本明日で」

 

 

 

こうへいに

明日は来ませんでした。

 

つづく