起立性調節障害を発症して10ヶ月の中2息子。
はやくよくなりますように。
1日中気持ちが悪く、つわりのような症状が全く改善せず、学校はずっと欠席しています。
つわりが10ヶ月って、本当に気の毒です。
そんな息子が唯一行動できているのは趣味の料理。
体調が絶不調の日以外は週に何回か作ってくれます。
横になりながら楽な姿勢でyoutubeで料理の動画を見て手順を頭に入れておき、ずっと立っていられないので手早く短時間で調理します。
材料をまな板で刻む作業はテーブルに座りながら。
立ってする作業はコンロで火を通すときくらい。
立つと血液がみるみる足にたまり、足が真っ赤に腫れます。
決して体調がいいとは言えない状況ですが、自分の体調をみながら、休みながら、自然と手際のよさが身についているようです。
このエネルギーはどこからきてるのだろうと不思議なくらい、体調が悪いのにすごいなと思います。
メニューは息子が決めます。
自分が食べたいものだそうです。
基本は肉料理が好きな息子ですが、最近はエビのチリソースが食べたいと言いだして、週末に朝7時に早起きして父親と築地へ自転車で海老を買いに行ってました。
そういうときは朝、声をかけると飛び起きます。ODは自律神経との関係性が深いようで交感神経や副交感神経の兼ね合いで、状況によりいつもと違う行動がときどきできたりします。
ODっ子はゆっくり頭を上げた方がいいよと私は言いますが、息子はいつもパッと起き上がります。
ODっ子は頭と心臓の高さを同じくらいにしながらゆっくりゆっくり起き上がる方が身体への負担が少なくスムーズに活動できやすいんだってよ、と毎回説明してますが、息子はスルーです。
起きられてるからいいのかなと思ってます。
さて、予習バッチリで作ってくれたプリプリ海老のチリソース。
海老の下ごしらえは片栗粉で汚れを取ったり本格的です。
youtubeを少し見せてもらったら、中国系の方なのか料理研究家みたいなおばさんが日本語で説明しながら、レシピは英語で本場な海老チリを完ぺきに作ってました。
妹用は豆板醤ぬきです。優しい気遣い。
味は絶品です。デビュー作なのにすごい。
料理研究家のおばさん、ありがとう!
築地へ行ったついでに父親が好きなお刺身用の魚も買い、息子が刺身包丁で切ってくれました。
きれいに盛り付けてくれてます。
肉も魚介も扱えるようになれば言うことなしですね。
息子はそのうち丸の魚を自分でさばいてみたいなと言います。
コーヒーもよく入れてくれます。
牛乳を温めてミルクフォーマーで泡立てて乗せてくれるのが息子流。
父親用は牛乳多め。
カフェみたい。
切り方を変えてフライドポテトも。
めちゃウマ
これだけできるなら学校も行けるのでは?と思われるかもしれませんが、学校の授業を座位で静水圧に耐えながら連続50分を1日4〜6コマ受けるのは、まだまだ体調的に難しいと思います。
むしろ、これだけ料理ができれば、いつか勉強できる体調に復活したときが来たら、しっかり取り組めるだろうなと思えるので、今は治療優先の療養の時期かなと思います。