みなさま、こんにちわ
三寒四温の春ですね。。
私は最近、息苦しさを感じていますが、、(動悸?)みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
そんな動悸を助長させるような、すごい世界観の映画を観てきました
ナ・ホンジン監督の前作「チェイサー」も見ましたが、今回の作品共に、圧倒的な力を感じる凄い映画でした。
もう二度と見られないと思っています。。。
エネルギーの消耗がすごい。。
(それくらい凄いという誉め言葉です)
私がこだわるラストは、、というか全て。
見る人の解釈に任せます。というような展開になってます。はっきり分かりやすい映画ではありませんでした。
ネタバレ嫌な方はスルーしてください
お話はざっというと、ある平和な田舎に、錯乱した村人が家族を殺していくという残虐な事件が多発します。
そこにやって来た得体の知れない、よそ者の男に疑いの目が集まっていく、、というストーリーです。
結局は、、
最後らへんにテレビから流れるニュースのシーンで分かるように、
原因は毒キノコだったのです。
それが人を錯乱させる作用を持っていて殺人にまで至っていたのです。
本当に怖いところは、始めに延々と描かれる村人を伝ってつながり、どんどん大きくなっていく噂や疑いの力。
私は、あのよそ者は村人がつくりあげた疑心のエネルギーの集合体だと思うのです。
そして、祈祷師は、疑いが強まったところでよそ者の悪霊を取り払ってあげますよと人の心につけこむビジネスにしている人というところでしょうか。
悪霊があるという前提だから、こうした行為は疑いを助長させるのに。
そして白い服を着た女は、、
錯乱状態になってしまった警官の娘の“念”の存在ではないでしょうか。。
子供の持つ純粋なパワーは一人でも何よりも強く、女の人という姿を変えて現れたのではないかと思いました。
最後は、疑心エネルギーの集合体と家族を守りたい少女の純粋な念との戦いだったかのように見えます。
なかなか、文章に綴るのは難しいですね。
一言では語り尽くせない重厚な作品でした
画像は公式サイトよりお借りしました