今日は、年少組以上のクラスが前年度も実施した『バス閉じ込め防止訓練』を行いました。
当園のバスは、前年度に園児の降ろし忘れを防止する機械の設置、確認体制の見直しを行いましたが、園児が車内に取り残されてしまった際に、周囲へ自身の存在を知らせる手段を身に付ける事を目的として、この様な活動も取り入れております。
園児は実際にバスに乗り込み、2つの訓練を行いました。
一つ目は、窓を叩きながら大声を出して周囲へ助けを求める練習です。
先生が車外に出て、子どもの声が聞こえるか確認をします。
先生が聞こえないよ!と手を×にすると、車内の子ども達は『こんなに大きな声出してるに!?』
と驚いていました。そこで、数名を実際に車外に出てもらい声が聞こえるか確かめてもらったところ、『本当に全然聞こえない・・・』と感じた様です。
窓を叩く音はだいぶ離れた所まで聞こえたましたが、これはあくまでも近距離向けの方法です。
上の方法で助けが来ない場合、次の手段に移行します。それは、クラクションを鳴らす事。
子ども達は、普段自身で鳴らす事のないクラクションに少しドキドキした様子の子もいましたが、前年度に訓練を経験している園児は上手にクラクションを鳴らす事ができていましたよ。
自分の腕の力では上手くクラクションを鳴らせない時、バスに常備されている砂入りペットボトルも使用します。
今回は、子ども達が園外に出かける際に必ず持っていく水筒も使用してみました。
子ども達は、今回の訓練を経験し、緊急時に自身の命を守る手段について学ぶ事ができたと思います。
しかし、その様な状況を作り出さない事、それが大人の役割であると考えます。
こおりん保育園は、バス運行を行なっている保育園として、今後も安全面の向上に努めて参ります。