大学生の頃の話です。 

俺、友人A、友人Bで

友人Aのお父さんが所有する

別荘に遊びに行きました。

 目の前には湖も見えて釣りも

できるところだと聞いていたので

ワクワクしていました。 

1泊2日の予定でお昼過ぎに着いたので、

当然楽しみにしていた釣りをしていました。

 いろいろポイントを探していると

小さな祠の中にお地蔵様が祀っていました。

 

その時は何も気にせず夕刻を迎えたので

別荘に戻り夕飯の準備をし、お風呂に入り、

エッチな話で盛り上がっていました。

 日付も変わりお腹が空いてきたので

夜食を買いに行こうということになり、

窓から外の湖を見たら一面真っ暗でした。

 1つだけ街灯が点いていた袂には、

あのお地蔵さまの祠がありました。 

3人で外を見ながら話し合っていましたが、

市内まで車で30分も掛かるということで

カップラーメンで済ませました。 

次の日の朝、釣りに行こうと2人を

誘いましたが、猛烈に拒否されました。

 実は友人AとBには霊感があり、

昨日釣りをしていた時と夜中窓から湖を

見た時にお地蔵様のところに白い服を着た

髪の長い女性がこちらを見ていたと

いうのです。 

俺は深夜の買い出しに乗り気でしたが、

実際は2人が反対しました。

 どうやらその女性は恋人に裏切られこの湖で

入水自殺をしたらしく、

俺が誘われていたそうで真夜中に窓の外を

ずっと見ていたといわれました。

 今はもう友人とはバラバラになり連絡も

取れなくなりましたが、今でもあそこには?