小学校卒業式の日、

体育館でクラスのみんなと

最後まで遊んでいたんですが、

暗くなり、どんどんみんな帰ってしまい

ドッチボールなど出来ない人数に

なってしまったので、ステージで

お喋りをしていました。

 ステージ裏にある木琴が気がつくと

鳴っていたので、しゃべっている

友達の話を聞きながら、誰が木琴を

鳴らしているのか気になって

振り返ったら、 友達が

「残っている子はみんなここにいるのに、

 誰が鳴らしているの?」

と言い出し、私が見に行くと、

誰もいませんでした。 

「変だな」と言いながら、

木琴が鳴らなくなったので、

又喋っていると、体育館の電気が

点いたり消えたりしました。

 薄暗いけど、真っ暗ではないので、

怖くもなく、

誰かいたずらしているのかと思い、

入り口の電気を付ける場所に、

男子でも隠れているのかと

私が見に行きましたが、誰もいなく、

「こっち誰もいないよ!」

 と叫び、

まだ点いたり消えしているので、

ステージ裏にあるもう一箇所の

電気を付ける場所があるので、 

「そっち誰かイタズラしてるから見て」

と叫び、友達が行ってくれました。

 

お互い、

「こっちいないよ! こっちも誰もいないよ!」

 と、言っている間も、

点いたり消えたりしているので、

その瞬間に、友達5〜6人一斉に、

「キャ〜!」と悲鳴をあげて、

体育館の出口に向かいました。 

なのに、

体育館の鍵が中から開けれないのです。

 みんな泣きながら、鍵をガチャガチャ

しても、ビクともしません。 

しかも、友達が泣きながら、

「ステージに荷物を置いてきてしまった」

と言い出し、 

もう学校に来る事はないので、

どうしても取りに行かなきゃと

パニックになりました。

 

入り口で、

泣きながら鍵をいじっている時、

用務員のおじさんが偶然通りかかり、

外から開けて貰い、

なんとかなりましたが、

なぜ中から開けれなかったのか、

木琴、電気・・・ 

それから2度と行っていませんが、

 体育館でのおばけの話は

当時からいろいろありました。