宙に浮く女の話 。

私は当時12歳でした

 私の家族は7人家族で ある日の夜中

 姉が

「うわぁ!」と叫びながら

自分の部屋を出た音が聞こえ 

姉の様子を見に行くと震えながら

「人!人!」

って言います。

 姉の部屋を確認するも誰もいません。

 朝になると姉貴が

「部屋を替えて欲しい]と言い出し、

私もあっさり部屋を交換しました 。

 

その日の夜 外が赤くて、

「あ!警察か救急車かな?」

と窓の方を見ました。

 窓は磨りガラスで

はっきりとは見えませんが

そこには体の周りが赤く光り

髪の長い女が いました。

私はずっと窓をみて固まり

 どれだけ時間が経ったか

わからないですが赤い光りが消えた時、

冷静に窓をゆっくり開けました 。

もちろんそこには誰もいません。

 二階で立てる場所なんてありません 。

 

翌日、家族会議で

私と姉が家族に打ち明けました 。

すると親が、昨日向かい家の子が

首吊り自殺をしたといいます 。

あれは向かい家の子が自殺したと

誰かに知って欲しかったのか 

苦しくて助けて欲しかったのかと

今では思います 。

 

実はあの日を境に私は見ようとすれば

「何か居るな、」

程度には感じるようになりました 。

今は結婚して別の場所に居ますが

その家でも首から下がない

人の頭を見ました 。

 

今はお祓いをしてもらい

写真もありませんが

霊感だけは強くなり

頻繁に見えるようになりました。