兄から聞いた話です。

 当時、兄は寮に入っており、

定期的に学生が2人組で夜に

巡回する決まりになっています。

 

巡回が終わり、巡回担当の

学生用の寝室に戻り鍵をかけて

友人と二段ベットで、

兄は下のベットで横になっていました。

 すると、

急に扉の近くのサイレンが鳴り始め、

閉まっているハズの扉が開きました。

 

本来なら、

サイレンを止めにいかなければ

ならないのですが、

上のベットで寝ている友人に

声をかけても気づかず、

あまりにも怖かったため、

兄はヘッドホンで音楽を爆音で聞いて

布団の中に潜っていたそうです。

 

 そのうち意識がなくなったそうです。

 そして、気づくといつの間にか

サイレンの音は止んでいたそうです。

 

 実はその数ヶ月程前に、

寮で兄と同部屋だった後輩が

自〇していました。

 兄の友人で霊感があるひとが、

その後輩らしきひとを、見かけることが

その頃増えており、後輩と仲良くしていた

兄に忠告していたそうでした。 

 

もしかしたら、そのサイレンは

自〇した後輩が、兄を呼んでいたのかな、

と私は思っています。