親友の『こうちゃん』 | ほんとにあった心霊体験
この話は
夢や作り話と馬鹿にされ
誰も信じて来れません。
私の両親は共稼ぎだったので
保育園へ 通わされて居ました。
その園内で、
同じ歳の男の子と 仲良くなり、
名前から『こうちゃん』 と
呼んでいました。
こうちゃんを交えて数人と
遊んだ 事もありました。
しかし、
独占欲の強かった私は
他の園児達に、こうちゃんを
取られまいと、積極的に
こうちゃんを独占し
遊んでいました。
そして、こうちゃんの母親が
園内の調理場のガスを、
点火しに来る仕事をしていて、
私や こうちゃんが園に
行く頃には こうちゃんの
母親は、ガスを付け 終わり
帰る所を何度もすれ違い
その度に
『ウチのこうじをよろしくね』
と私に、こうちゃんを託され
また、それが嬉しくて
返事をしていました。
その保育園には、
私の従兄弟も 通っていて、
私が、こうちゃんと
遊んでいるのを何度も
見ているハズです。
数年保育が終わり、
各々が 小学校への入学準備に
入っていた頃 私とこうちゃんは、
学区が違うので 同じ小学校に
通う事は出来ず
悲しんだ思い出がありました。
無事に小学校へ、
進学し 作文を書く授業の際に
私の保育園時代の 題材が
出題されたので、
私は、こうちゃんの事を
書きました。
数日が経過して夏休みに
入る際に この作文を
返されたので、
持って帰ると、 私の母親が、
作文を読み出しました。
半分も読まないウチに、
『この、こうちゃんてだれ?』
て聞かれて、
大の親友だった
こうちゃん忘れたの?
自宅でも、保育園のときも、
こうちゃんの話をしたハズ
なので 知らない訳も無いし、
運動会の時に
こうちゃんと、私の母親は
会ってるのに、小学校に入ったら
もう、忘れるの?と 悲しくなり、
園の調理場のガスを こうちゃんの、
母親も来ていた事も 話すと、
母親は、
「ガス? なんでガス使うの?」
と。
「給食ににガスを使うでしょ?」
と言うと、
「あの保育園は、センターから
運ばれて来る 給食なので、
園では、作らないよ?」 と。
もう訳が分からず、
従兄弟も、知ってるハズと
確認するも、
「え?誰それ?]と
母親と 同じリアクション。
これならば!と園内で撮影した
写真を引っ張り出して見るも、
個人個人を写した写真は
あるものの、全体写真が無い。
個人個人写した写真にも
こうちゃんは、写っていない。
卒園式の、時の写真は?
と、確認するも、
「撮影は したけど、
印刷する前に業者が
居なくなって写真を配れない」
と 連絡があったそうです。
すくなくとも、2年は、
こうちゃんと 一緒に居たはず
なのに、ポッカリ皆の記憶から
消えている。
保育園時代に、
こうちゃんから
友達の証として、貰った
琥珀色のガラス玉を今でも
大事に持っています。
これは、私が作り出した
シックスセンス的な事なのか
未だに不思議です。
はっきり今でも こうちゃんの、
顔や匂いも はっきりと、
覚えています。
パラレルワールドの一部の
人だったのだろうか?
はたまた、
こうちゃんは、こうちゃんで、
私を探していたりして?
と想像すると、
不思議な事が更に 深まります。