私が霊が視えるようになった話 

私は6人兄弟の末っ子。 

と言っても 母の連れ子が3人(長男次男長女) 父の連れ子が2人(次女三男) その2人の間に生まれたのが私です。 

父は4歳の頃に他界。 

 

今回話す話には三男と姉2人が出てきます。 

 

私の母の家系は霊感が強く、特に曾祖母から母にかけては霊能力者になれるのでは?と言うほど霊感が強い家系です。

 霊も視えるし、透視も出来る。

 母いわく簡単なお祓いなら自分で出来ると言っていました。

 

祖母は気功を行うことが出来ました。 

(気功とは、相手の悪い気を取り、良い気を相手に送り元気にしたり、病気を治したりするものです。) 

 

前置きが長くなりましたが、 ここからがお話の始まりです。

 実を言うと、私は幼い頃は全く視えませんでした。

 私が5、6歳の頃、当時から写真を撮ることに興味を持ち、

母のガラケーを借りてよく写真を撮っていました。 

ある日、いつものようにガラケーを借りて色んなものの写真を撮っては消してを繰り返している中、

姉の勉強スペースが気になり、真っ暗な部屋をパシャリと撮りました。 

すると、画面右上に男女二人ずつ、計4人の顔のようなものと腕がありました。 

右上の部分は天井なので、人が映れるはずがありませんでした。 

それに、よく見てみると、動くはずのない写真の中の腕は、こちらへ手招きするように動いていました。

 

 まだ小さい私はそれが不思議でならず、

母に 「ねぇお母さん。手招きしてる。」 

と写真を見せると 『今すぐに消しなさい。早く!!』

と大きな声で言われました。 

よく分からないまま写真を消し、また次の日写真フォルダーを見てみるとその写真が戻ってきていました。

 何度消しても次の日には戻ってくる写真。

 

 母にバレると怒られると思ったので、気づいたらすぐ消すようにしていました。 

1週間ほど繰り返すと写真は戻って来なくなりました。 

 

そんなことを忘れ、数ヶ月経ったある日、三男の兄は忍者隊という厨二病溢れるグループを作っており

『今から忍者隊で裏の廃墟に行く!女子供は外で待っておけ!』といい、家の裏の廃墟に行きました。

 三男と、その友達が中に入って10分後。

 『ぅわぁぁあああああ!!!!』と言って出てきました。

 理由を姉が聞くと怯えた様子で、

 「中に入ってさ…奥で物音が聞こえたから行ったんだよ…そしたらさ…奥になんか埋もれてて…。見てみたら小さなお墓があったんだ…4つ…。」 

 

その日のことを話すと、母は兄の背中を叩き、次の日には携帯を交換しに行きました。

 視えるようになったのはその頃から徐々に視えるようになりました。 

小学校高学年になりその出来事を思い出し、ふと前の携帯の中を見ると、また戻ってきていました。

 母に戻ってきていることを伝えると、携帯をもって母がなにかしていたので、詳しいことはわかりません。

 私は今年21になります。 

母より力は弱いですが、似たような視え方らしいです。

 また、軽い透視もできます。 お祓いはできません。