優しいおばさん

 

小さい頃 よく近くに住んでた おばさんのおうちに遊びに行ってた。 私のことよくしてくれて とっても優しいおばさん。 

でもあるとき おばさんの家に行っても おばさんの姿がなくて その日だけかなーと思って 毎日見に行ったんだけど やっぱりいなかった。 

だけど、ある時今回で最後にしようと思って 行ったら おばさんが窓のところから見てて 会えて嬉しさに

 「おばーさーん！」

て呼んだら そのおばあさんが 凄い顔つきで 

「来たらあかん！」 

て言って 凄く怖くなって 立ち止まってたら 今度は優しくなって 

「もう来たらいかんよ？ 来たら、連れて行ってしまうかもしれん。」 

て悲しい顔つきになって言ってきた。 連れていく？どうゆうことだろう？ て思ったら おばあさんが消えてて 驚いて急いで家に帰って家族に話したら 

「そのおばあさん、とっくに死んでるよ 」

って言われてゾッとした。 そして、もう二度と行くなと怒られた。 そのおばあさんは昔、病気で1人で死んでいたって 孫を凄く可愛がっていたけど 息子の奥さんに嫌われていたらしくて 息子夫婦は遠くに行ってしまったて。

 最後に孫に会いたかったと書き残してたらしい。 だから 私が行ってたから 孫のように可愛がってくれたんだ。と 少し悲しくなった。 知り合いの坊さんにお祓いしてもらって もうあの家に行くことはなくなった。

 けど、たまにその道を通るんだけど この間その家が取り壊されていて 新しい家がたっていたんだけど、 なんか寂しい気持ちになった。 だけど、1つ気になったことがあった。

 新しい家に住んでいるおばあさんが あのおばあさんに、そっくりだとゆうこと。 ふと、私に気づいて小さく微笑んでくれた。 そしてこう呟いた。 おいで。と 。 

最近またその道を通ったけど あのおばあさんらしき人はいなかったので 見間違いだといいなーと思ってるところです。。。