10年以上前の事なんですが夜9時ぐらいですかね、
友人と二人、横に並んで自転車で帰路に着いていたんですね。
すると突然友人が自転車から落ちる様に転んだんです。
ぼくはそれを見て爆笑しつつ、すぐに起き上がると思ったんですが、
友人は四つん這いになって何やら藻搔いてるんです。 ぼくは「足でも挫いたか?」と思い
「なにしてん?」と、聞くと「足を掴まれてる!」って言うんですよ。
当然ぼくは「?????」ですよね? 「なにを訳の分からない事を言っているんだ」って事になります。
しかし友人は「足をを掴まれてるんだって!」と言うんですよ。 で、
ぼくは、友人がぼくを揶揄っているのだと思い
「そういうのいらねーからw」などと言い友人を置いて100mぐらい先に進んだんですが、
友人の方を振り返るとまだ転んだ体制のまま四つん這いで藻掻いているんですよ。
「何してんだよ…」と思いながらも、また友人の場所まで戻り、顔を見たんですが
「掴まれてるんだって!」と言いながら、顔は真っ赤で涙目、
残りの足と手で必死に逃げようとしているんです。
ぼくはよく分からないまま友人の必死な顔から「ガチで怖がっている」と思い、
友人の足を見ると、動かないと言っている片足だけが
地面にキレイ張り付いた様に本当に動かなくなっているんです。
友人は掴まれていると言っている方の足だけを寸分も動かさず、
両手ともう片方の足だけで踠くなんて身体の構造上、
誰かが掴んでいたり特殊な体質の方でなければほぼほぼ不可能ですよね。
もちろん足を固定する様な物は落ちていませんし、足に草が絡んでいる訳でもなく
、何かに挟まっているワケでもなく、本当に足が地面に張り付いた様になっているんです
(逆に、友人が言う様に手が足を掴んでいるとしたらズボンに手の跡があるはずなんですがそれも無い)。
で、ぼくは友人の足を掴み力任せに足を引っ張ったんですが一向に動かない。
次に友人の足の甲の下にぼくの爪先を入れて足の力を加えて引っ張りましたがこれも一向に動かない。
次に正面から友人の脇に手を回し抱き抱える様に身体ごと思い切り引っ張ったところ、
友人は凄く痛がりましたが、どうにかやっと動ける様になったんです。
その後、友人に詳しく聞いてみると「自転車を漕いでると急に足を掴まれた感触がして転んだ。
見てみると地面から白い手が出ていて足を掴んでた」と
「◯◯(ぼくの名前です)が先に行ってしまった時、本気で泣きそうになった」と…w
いやいやおまえ泣いてたじゃんwとは言いませんでしたが、
一体この不思議な現象はなんだったのでしょう? 嘘偽りなく本当にあった事です
ちなみにこの友人は、この出来事の少し前にある事に遭遇してからバチバチに霊感が強くなっていました。