はじめに

この記事は、6月19日段階になります。

 

個人的には、もうそろそろ引退特需の情報供給も終わり、

しばらくは穏やかな日が続くだろう&あまり早くネタバレとして中身を書くのもどうか、と思って温めていたのですが、新しい情報がバンバン投下されていますね。正直あまり(ほとんど?)追いついていないです(笑)。流されています。

 

お家でゴロゴロ&ダラダラゲームしてるんちゃうんかい…と、心の底からツッコミを入れましたよ(笑)。

(真面目に語るなら、基本的にはとてもフットワークが軽いけれど、休むときは凄まじくぐうたらするタイプだと思います。オンとオフの切り替えスイッチが極端、みたいな)

 

そんな訳で、気が付いたらとても古い記事になってしまいました。

 

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2024年6月発売の「Number」。

宇野くんの独占インタビューが良いものだと耳にしまして、速攻会社の近くにある大きな書店で購入してきました。

 

ネタバレしまくり&思うままに書き連ねます。

 

ずっと宇野くんの活躍を見てこられた方々は、過去の試合やその当時の彼の言葉を思い出して、あの時の彼の感情はどうだったんだろう…と思い起こすのでしょうが、生憎自分は4年以上離れていた身。

宇野くんの情報も中々リアルタイムで追いかけられていませんし、ファンの皆様に比べると、浅い情報のみで語っているだけです。

 

それこそ4年以上前にこのブログに書いた記憶もありますが(2024現在削除済)、宇野くんは世界のトップで闘うアスリートのメンタルの持ち主にしては、(悪い方向で)何か違う。

 

そもそも、どの種目・競技に限らず、世界で闘うアスリートは、とにかく自我が強いし闘争心が半端ないです。例えば、サッカーはチームスポーツなので、仲間と協力しなければならないけれど、フォワードあたりは「自分が得点を獲る!」と相手なんか蹴散らす勢いで、「オレがオレが」強さを求められます。遠慮なんかいらねぇ。

 

トップで闘う選手は、みんなエゴイスト。相手は蹴散らして打ち負かす所存で挑むし、自分自身にも妥協しない。そうじゃないと勝てない世界だと自分は思います。

このエゴイズムは、相手を打ち負かす必要がないフィギュアスケートにすると「いかに観客を(他のどの選手よりも)自分の虜にさせるか」「主役は自分だけ、他の選手は脇役」…といった感じでしょうか。自分だけにスポットライトが当たってナンボ。

羽生氏は分かりやすいですね。

 

宇野くんは、あまりそれが感じられず…。元々「自分の納得できる演技をしたい」と己との闘いに目を向けるタイプで、かといって具体的な目標を出したところで上手くいく訳でもなく……元来内気で穏やかで心優しい性格なのは、弟くんの本を読んでも、メディアを通してでさえ感じていましたが、これは逆に…エゴイズムが必須とされるトップの世界では、正直「弱すぎる」と思っていました。

 

で、4年以上という時が経った今。

「Number」を読んで感じたのは、「信頼できる他人のために発揮できるパワーが並外れて強く、だからこそ世界トップの成績を安定して残すことができたのでは」こと。

 

自分がスポットライトを浴びてちやほやされるより、周囲の人が喜んでくれる方がずっと好き。

 

悪く言えば、自分1人では何もできないタイプだし(これは彼自身も明言していたような…)、自分1人だけにスポットライトが当たるのも苦手。

自分1人だと何もできないから誰かに支えてもらわなければならない、けれどその人の為に想定以上のパワーを発揮できる。

 

「Number」の記事、ステファン・ランビエール氏の名前が出てきすぎです(笑)。他人に感情的にのめり込むステファン氏と、他人から自分へ向けられた感情に大きく動かされる宇野くんは相性が良かったんだろうなと思いますし、もしかしたら、宇野くんがステファン氏のそういう一面を更に引き出したのかもしれない。

 

それにしても、ステファン氏未だ30代ですよね。30代にして世界王者且つ五輪メダリストを輩出したのは、フィギュア界でも限りなく最年少ではないでしょうか。

ここで思い出したのは、平昌五輪の個人銀メダル。

もう今や語られることはないでしょうが、宇野くんが初めての「日本拠点、日本人コーチ、日本人の振り付け」だったんですよね確か。

 

記憶が薄くなっていたので、ちゃんと動画を見てきました。

キス&クライ…銀メダルだと分かった瞬間、盛り上がる観客をきょろきょろ見渡した後、隣で喜びで驚く樋口コーチを見て、口元に笑みが出る宇野くん。

あの時、「銀メダルやのに落ち着きすぎやろw」「コーチの方が泣いとるやんけw」とTVの前でツッコんだ記憶があります。

弟くんの本に「美穂子先生の振り付けが、世界に通用することを証明する」「満知子先生に男の子も育てたという勲章を渡したい」という言葉もありましたが、「他人のために強くなれる」なんて、それこそワンピースのルフィ筆頭に漫画の主人公メンタルの持ち主という訳で。(2回出場した五輪でも、団体戦の戦績がすごく良いのも関係あるんでしょうか…)

 

漫画の主人公になると、どうしても自己主張が激しいキャラになり、自分は基本的に苦手なんですが、宇野くんには人としての心地よさを感じます。彼には「押しつけがましさ」が無いんですよね。

 

今後の宇野くんについて、自分から言えるのは「1人でやるな」ということで(笑)。ご本人も仰っていた通り、ワンマンショーとかほぼ不可能でしょう(地元の名古屋でこじんまり開催するくらいなら問題ないかも)。

宇野くんの持つ人間性…そこに惹かれた「他人との繋がり」というものが、どこまで世界が広がるのか、むしろそっちに期待をしています。

 

そうそう、陸上のダンスに興味があると目にしたのですが、ささやかに熱く期待しています(笑)。前も書きましたが、ちゃんとプロの方についてもらって練習すれば、観客にお披露目できるレベルにはなるんじゃないかな…(追加:バラエティ「ぐるナイ」でのキレッキレダンスは驚きました。10回は繰り返して観ましたよ笑)

 

競技の引退について相談した先が、浅田真央さんというのは個人的に意外でした。

かつて、宇野くんが「雲の上のような存在で」と言っていて「真央ちゃんなんて呼べない」と言っていたような…でもこれ、大昔の話でしたね…(4年以上のブランク)。

先日行われた「ワンピース」の試写会で、スマブラプレイヤーさんたちも来られていたみたいで、そういった点からも、「お世話になった人」たちとの繋がりを大切にされている誠実さを感じます。

(それにしても、SNSでのスマブラ界隈に受け入れられた宇野くんすごいわ)