本日もご訪問頂きありがとうございます。


2024年11月下旬のこと。

前回の続きです。


朝一番に大学の同期M君の奥さんから

『あまり余裕がない、Mが会いたがっている。

明日午後来て下さい。』

と連絡をもらう。

一般の見舞い客は午後3時からと決まっています。

呆然としながらもその日の仕事をこなし、

会社から家へ。

遅い夕飯を食べていると携帯電話が…。

ディスプレイに再びM君の奥さんの表示。

怖い。 電話に出るのが。

ほんといやな予感しかない。


やっぱり……。

容態が急変したので明日午後の面会時間に

かかわらず、朝一番で来て下さいとのこと。

承知しました。と言うのがやっとでした。


翌朝一番で会社に寄らず病院へ直行。

受付で『親戚です。』と言って彼の病室へ。


ベッドに横たわる彼の荒い呼吸の音。

傍らには奥さんが。


『昨夜から意識はないんです。』

私は彼の腕に触り、額に手を乗せて

取り乱しながら涙する事しか

出来ませんでした。


後に奥さんから連絡があり

彼はこの日の昼に亡くなったとの事でした。


本日も最後までお読み下さり誠に

ありがとうございました。