本日もご訪問ありがとうございます。
今日は私の少し過去の話しを書きます。
大腸がんになるずっとずっと前の話。
闘病記ではありませんが、良かったら
お付き合い下さい。
2008年リーマンショック。
私にとっては忘れる事の出来ない年となりました。
当時の私は44歳。サラリーマンから独立して
16年経った時の事になります。
それまでは紆余曲折、大波小波ありましたが
順調に会社を営んでいました。
売上も上がり、若干ながら社員さんも増え
業界団体の責任ある立場にも就いていました。
しかしその年の後半からは売上が激減。
なんとかその年度は黒字を確保したものの
翌年は設立以来初めての赤字。それも
信じられないほどの大赤字となってしまいました。
このままでは絶対に倒産してしまう。
そうなれば家族や社員さん、そして協力業者さん
にも迷惑をかけてしまう……。
もちろん金融機関にも。
信用も無くなり、二度と再起出来ないのでは、
との思いが頭の中を毎日のように駆け巡って
いました。
まずした事は資金繰り対策。流出する
お金を最小限に。そこで当時法制化したばかりの
金融円滑化法案の利用。
おかげで利払いはともかく、元金の返済は
10分の1に。
次は取引業者さんには、当社の現状を
包み隠さず説明。
一部支払いの延長、大口取引先さんには
分割払いもお願いしました。
金融機関はともかく取引先さんへの
お願いは本当に心苦しかった〜。
でも長いお付き合いからなのか、それとも
当社が倒産し、今後の取引先を失うことを
恐れたのか?それは私には分かりません。
ただ皆さん全員が、わりと簡単に私のお願いを
聞いてくれました。
この時勉強した事は、嘘は言わない、正直であること。そしてあたって碎けろ、みたいに
うじうじと考え込まずに、まず行動すること!
かな。
しかしこれでもまだまだ売上の減少には
対応出来ません。
資金繰りを確保しただけです。
売上は伸びない。では何をするか。
そう、経費の削減しかありません。
先ず自分の給料を減らして…。
さらに足りなければ、人のリストラを
するしかありません。
これは苦渋にみちた決断でした。
しかしこの決断と実行がのちに私の心の病に
つながる事となるとは………。
ごめんなさい。
楽しい旅行の話しをするつもりが
その前の出来事から始めてしまいました。
しかもくら〜い愚痴のような。
ただそのつらさを乗り越えた後の旅行
でしたので、ひときは感慨深いものと
なったのです。
しかしその旅行はこの話の10年後のこと。
長く暗いトンネルでした。
次こそ旅行の話しを、と思いますが
そこまでたどり着けるかどうか?
本日もお読み下さりありがとうございました。