夏休みは映画でしょ!ということで2日続けて映画を観に行きました。
(実は夏休み2日目は鎌倉へ行こうと思っていたのですけど寝坊して。
鎌倉到着は暑い盛りになってしまう!とゆーことで急遽映画にw)
まず1本目。オオカミ子供観よう~と思っていたのになぜかバッドマン最新作にして最終作『ダークナイトライジング』を観ましたアレー
どんだけダークなんだろうか・・・!
と思いましたけど、まー、米国映画なんで。
オチはなかなかノーテンキでありました。
脇役のラブストーリーが切なかったですねTTT
そして2本目。
ミニシアター系のシリアスなお話です。監督さんの実話です。
『かぞくのくに』 http://www.cinematoday.jp/movie/T0010960
帰国事業で北朝鮮に『帰国』した兄(ソンホ)が病気治療のための特別措置で、25年ぶりに日本に帰ってくる。兄は、父が帰国事業を推進していたので、周囲へのアピールのような格好で16歳で家族と離れて北へ帰ったのです。
当時北は地上の楽園、行けば幸せになれると言われていたのだけど実際は・・・。自分たちは”自由”な日本に住んでいるという負い目を感じながらソンホを迎える家族となにも言わないソンホ。ソンホは透明な壁に囲まれているようで、そこにいるのにいないような、不思議な感じだった。
ソンホには監視が付いていて、あるとき妹エリが「あなたもあの国も大っきらい!」ってその監視役に怒りをぶつけると「お兄さんも私もあなたが大嫌いな国で暮らしていくんです。死ぬまで生きていくんです」って。
日本にいる私は「あの国はおかしい」「嫌な国だ」って簡単に言うけどそこで暮らしている人が確かにいるんだとはじめてわかった気がした。いままでそのことをわかっていなかったんだって気づきました。そしてすごく辛かった。
だからって、私は恵まれてる!自由な私はちゃんと生きなくちゃ!とかそんなことを思ったわけではなくて、ただ、すぐそばにそういう国があって、そこに生きる人たちがいるんだなってことが心にずしんときました。
日本から帰った人は豊かさを知っているだけに、余計つらいそうです。日本から家族に会いに行けた人も「あなたは帰れていいね」って言われるとか。いずれなんとかなったらいいな・・・
監視役の人が切なくて、よかったです^^
もうひとつ印象的だったのは、妹エリは日本人学校の講師なのですが、同僚が「ソウルに派遣されることになりました!遊びに来てくださいね!美味しいお店探しておきますから!」と浮かれて言うのに「私、韓国行けないの。ソウルでがんばってね」と硬い声で返すシーン。
日本にいる彼らもまたどこかで『祖国』に縛られ振り回されているのですよね。韓国と北朝鮮、なんとかなる日が来るでしょうか。来てほしいと思います。兵役問題もあり、トンペンとしても気になるところです。
米国超メジャー映画は完全エンターテイメント。
効果音バリバリで観客の気持ちをある方向へ誘導していきます。
ミニシアター系は生の音だけ。
観ながらずっと自分自身の思いと向き合うような感じ。
この対比はなかなか面白かったです。
もともと映画好きなんですけど、最近はトンが忙しくて観る本数がぐっと減ってましたねー
この秋、またいろいろ観てみようと思います^^




























