確か、2―8だったと思うんだが…

てるおですけど、何か?

昔々あるところに・・・
もうじき初産を控えた夫婦があった。

しかし、

旦那は、売れない役者。
あまり稼げない状況下にあった。

そのため
妻の出産費用を賄えるか、賄えないか
ギリギリの状態であった。

バイトをするも、
なかなか貯金は貯まらない。

そんな状態で
出産予定日まで、あとひと月…



もともとギャンブルが好きな旦那は、
人生の大勝負に出る。


客観的に見れば、
「なんて破滅的な判断を…」と思うかもしれないが、
考え抜いた挙句の判断であったらしい。



時期は、年末。


所持金すべてをもって

夫婦そろって、
競馬場へ行った。


そう、有馬記念に人生を委ねるために。
(写真は東京競馬場)


いよいよ有馬記念が始まる…という時に
奥さんが、おなかの調子が悪くなり、トイレに駆け込んだ。

勿論、妻の調子も心配だが、
まだ、馬券を買ってなかったために、
どぎまぎしながら、待っていた。


「早く、早く…」


そして、
トイレから出てきた奥さんが

「2…8…」

と、小さい声でつぶやいてた。

奥さんは競馬をしたことがなかったから、
競馬予想をしてるとは考えられなかったので、


「2-8?」と確認した。

すると小さく頷いた。


締切時間が近づいた。


旦那は、
半信半疑で「2-8」の馬券につぎ込んだ。



発走

約3分後…


奇跡がおきた。

「2-8」がきたのだ。


そこで手にした配当金で、無事出産費用を捻出できたらしい。



あるんやね~。
これ、ノンフィクションです。

それ以降、旦那が奥さんに
競馬前に予想を聞いても、
一切、答えることはないんだってさ~。

不思議だね~。