先週からドルは米国経済指標の良好な結果を受け、じわじわとドル安からドル高に変化していった。
欧州通貨に対しても今週は月、火曜日と上昇を許すものの水、木、本日とユーロ/ドル、ポンド/ドルは徐々にだが下落するという方向で動いている。
一方、今週一週間為替市場では円の上昇は一度もと言っていいほど見られなった。
ユーロ/円は先週一時152円台の水準まで落ちたが、今週に入るとあっさりと154円台を回復、
その後は史上最高値更新プラス155円台の大台を突破した。
ンド/円も今週下落して終わる日は、ほぼ無く8年ぶりの高値更新と騒がれていた229円3銭をあっさりと抜き、現在は231円台にまで到達し、クロス円は軒並みに高値を更新した。
今の円の状態を見ていると幾ら他通貨が弱含みで推移しようと、それ以上円が弱いという状況。本日、日銀短観が発表され、予想を上回る結果が多かったが、為替市場での影響は限定的となり、やはり円の上昇に繋がるまでには行かなかった。円の本格的な反発にはもうしばらく時間が掛かりそうである。
