「俺はココにいるよ」






「ワタシもココにいるよ」







言葉を交わすこともなく







存在確認








ねぇ。




顔は?声は?しぐさは?






どこにあるの?







言葉を交わさなくなってどれくらいかな








ちょっとだらけたその声を





すぐふてくされるその声を






いじわるをいうその声を







忘れてしまいそうだよ







元気かな。






声が聞きたいな。






でも、今は、





どんな声だったか、




どんな顔して笑ってたか、






見慣れた、聞き慣れた、





その声、その顔が、





かすかに滲んで見える。








ハッキリと思い出せない私は、






どうしてなのかな。





もう会わないと思った









会わなくていいと思った












会いたくないと思った












二度と会えないと思った




















会いたいと強く望んだ…





眠れない夜。







アナタはどう過ごしていますか?










私の知らない誰かを







その大きな腕の中で






抱きしめて眠っていますか?











私はアナタのぬくもりを







思い出すようにして









眠りにつこうとしています







忘れたと思っていても










あちこちにアナタのカケラは







落ちています






少しずつ冬のニオイがひろがってきて




少しずつ気温も下がって





少しずつ、アナタの声を忘れていって





少しずつ、この気持ちの行方がわからなくなってきた






もう、待っていないワタシは





アナタと同じ空を見上げている






ふぅ。とため息ひとつ。





これくらいなら









アナタに届くかな