Uzume第9回公演
「あの夏の飛行機雲-永南高校バスケットボール部」
全公演が10月23日をもちまして、終演しました。
ご来場頂いたお客様、誠に有難うございました。
皆様のおかげで、最高の景色を見る事ができました。
さて、今回の思い出や、この舞台の思いについて、
お話しできればと思います。思いのまま書きます。
(誤字脱字はご了承下さい笑)
まず、
最初にこの舞台を作ろうと思った根本は
僕が役者を始めた頃だろう。
僕は2014年に演劇に出会い、衝撃ををうけた。
それまでの僕は教員を目指して、
大学生活を過ごしていた。
なぜ教員をやろうと思ったかというと、
バスケを教えたいからだった。
小学校から始めたバスケ、
続けてきたもの、
本気で取り組んだものは僕にはバスケしかなかった。
どこかで、
きっとこれから先もそれを超えるものは
現れないとおもっていた。
ただ、演劇は僕を魅了した。
もう一度あの時の様に本気になれるなら
「これだ」と思った
その時に、
大好きなもの「バスケ」
と
大好きなもの「演劇」
を掛け合わせたいとどこかで考えていた。
もちろん、
その頃僕にもUzumeにもそんな力はなく、
机上の空論にもならない、妄想の世界だった。
それからUzumeは8回の公演
とプロデュース公演を行い沢山の演劇を愛する仲間ができた。
俳優の仲間、スタッフ、応援してくれる皆様。
今なら、あの時の妄想が形になると思って、
まずは劇団員達にこの舞台をやる事を伝えた。
二つ返事で受け入れてくれた。
そこからが、また大変だった。
バスケをできる劇場を選ぶ事。
最初は体育館を探したが、
やはり、劇場としての特質を失うと演劇とのコラボが難しい。
そこで、見つけてきてくれたのがGarden新木場factoryだった。
初めての、劇場見学に行った日。
飛行機が飛んでいた。
次の日に雨が降ったのを覚えている。
この日、タイトルは「飛行機雲のあとの雨」
に決めた劇団員に報告をした。
それから、
スタッフさんとの打ち合わせ、
こだわりは沢山あるが、
今回客席の作り方にも
こだわるのは初めてだった。
客席は今回全部平台から今回のために作ったのだが高さにも拘りを持ったし、近さにも拘りをもち、製作をお願いした。
また、劇場空間を楽しませる、
キッチンカーや、応援グッズ等々、沢山の案を出し合った。
この頃稽古開始直前まだ、
残暑残る、秋を迎えていた。
台本と同時に、タイトルにも悩んでいた。
僕の中でバスケの思い出は寂しいものでなかったが、
「飛行機雲のあとの雨」は寂しい印象を、与えるのではないかと。
このタイトルには
理由があって、事が起こる。という意味を込めていたのだが、かき消されてしまう印象もあり。
悩んでいた。
その時もう一度劇場の下見にいった。
その日は飛行機を見る事をなかった。
あの夏の飛行機は僕の中、思い出、記憶となったのだと。
そこで、タイトルは
「あの夏の飛行機雲」に決めた
ブログを書いてる、今現在の自分の気持ちをここで書こう。書きたい事がありすぎて、めちゃくちゃに省いて話を書いているのに、まだ、タイトル決定です。
まずいです。よし、とりあえず稽古開始の日に話を進めよう。
稽古開始、
緊張の顔合わせ。
この日はみんなまだ、不安そうにしていたのをよく覚えている。
バスケとの融合やってみないとわからない。
ただ、この不安を楽しんでくれる仲間しかいなかった事を心から感謝したい。
それからの稽古は
「仕事」と「部活」の良いとこどりであった。
演劇の稽古は勿論
毎日バスケの稽古に励んだ。
「演劇」創造物の中に非創造物のスポーツの要素を混ぜる。
ただ、あくまで外枠は演劇である。
やはり俳優であるキャスト達の想像力は凄く。
生で生まれてくる感情を創造の中に落とし込む。
ボールを扱い、シュートを打てば必ずいつもと同じ事は起こらない。
そこでの反応速度がとても早いキャストの皆さんだった。
毎日の稽古が楽しくて仕方なかった。
大いに悩み、一緒に考えてくれる仲間は
あの頃のバスケ部の様に、
最高の座組みだった。
観てくれた人ならわかると思うのだけど、
最大の山場である、諏訪校戦を迎えるにあたって
全員の関係値がとても大切であった。
例えば、僕がやった、幸助という役は諏訪校戦のあと寄り添いにきてくれるのは、岩波と堂島で
作中ほぼ話すことは無い。
ただ、そこへの違和感を無くすためには
部員として立ち位置がとても大事になる作品だった。
そこを、あまり考えることなく、進められたのは間違いなく、座組みの仲の良さだった。
芝居稽古が終われば、みんな一斉にシュートを打ち始める。
1on1が始まったり、シュート対決が始まったり、
5対5が始まったり。
ここで、改めてスポーツの凄さを実感した。
俳優はある種
コミュニーケーションのプロであると思う。
現場にはいれば、自ずと相手の役のことを理解しようとする。
そんな事を繰り返す毎日でも、やはり、壁を取り除くことはできない。
ただ、バスケをやればその壁は一瞬でなくなった。
同世代が集まって、男だらけで、同じ目的をもっていて、毎日楽しかった。
その関係値が、役へと直結して、とても深い関係値が見える様になっていた。
自信を持って劇場入りする事ができた。
ただ、これだけ創ってきても、お客様に観てもらわないと、舞台は完成しない。
みんな、プロとして、身体のケア、感染症対策は
やはり、仕事だった。
みんなで無事に初日を迎えれる喜びは、
ハードな舞台だからこそ、とても嬉しかった。
そして、その上でお客様から頂ける拍手はこの上なく嬉しかった。
僕達の創造が軌跡となった。
楽屋でみんなと称賛し合う拍手もすごく嬉しかった。
お客様からの反応も全力でエゴサーチして沢山観させていただいてすごく励みになりました。
「演劇」は「スポーツ」を越えれない。
誰かに言われたこの言葉
今回の作品は演劇であったし、スポーツであったと僕は本気でそう思う。
比べるものでもない。
今回の様にお互い肩を組んで一緒に誰かのために、戦えればそれは何よりでは無いのか。
今回の作品が
バスケに興味を持ってくれる人
演劇に興味を持ってくれる人
誰かに興味をもつきっかけになった人
誰かに会うきっかけになった人
こんな人達を作れていれば、それは
この作品をやって良かったと心からそう思う。
僕は
最高の仲間と出会うきっかけに
応援をしてくれる人達にあうきっかけ
昔の友人にあうきっかけになった。
そして、
もっとバスケが好きなり演劇が好きなった。
紛れもなく
「青春」
を過ごせた。
だから本気で泣いたし。本気で叫んだし。
本気だった!!
これから先もずっと「青春」
人生に希望を持って過ごしていきたいと。
自分自身思う事ができた。
僕が皆様に伝えたい思いは、台本に書きました。
それを、最高のキャストが何倍にもして届けてくれたと思いますので。作品の思いはここでは書きませんが
なにかが、記憶に残ると嬉しいです。
長々書いてしまいましたが、思い出話はいくらでもあるな
どこかで語りたいなー。
解説上演会みたいなのしたいなとおもってるので、いまはこのくらいにしておきます。
まだ、配信もBlu-rayもグッズも販売中ですしね笑
みんなと撮った写真と勝手な一言で
このまとまらない、
ブログを終えたいと思います。
Uzumeはこれからも創作活動を続けます。
今できる事、今伝えたい事をテーマに、
これからも演劇に励みますので、どうか、応援してくれたら嬉しいです。
とにかく、何が言いたいかって!
最高に楽しかったー!!!!
最後まで読んでくださり有難うございました!
安定、誠実、貴方がいると、作品が深くなる。
座組みの支柱、東くん!
バスケバカ、演劇バカとはこの人のことおっきーさん。またやりましょう!!
心の安定剤 中嶋みお 柿でも宜しく頼みます!末永くだね!
かわいい、かっこいい、を備える、器用な天才まぐちゃん、
僕の推し、はらちゃん。もーすでにすごいけど、僕が言えることじゃないけど、いつかすごい事になりそう。たのしみ!
急成長、スポンジ天才マン、かいと!
経験値もすごいのに、まだまだあんな速度で成長するとは驚愕
まじめで、せいじつで、懐深い、あっきーさん。帰宅部キャプテン
6年前から、変わらず容姿。お美しい。
そして、頼りになります。お兄さんふーくん
アンダーからまじめにとりくみ、若き戦士ゆうくん!
諏訪校の指揮官、可愛いのに、しっかりもの、はる
スタイルよし、顔よし、そして、頭もいい!こうた!
信頼感、諏訪校大黒柱、頼りの兄貴、かがみん
気配り、気遣いの天才、演劇だいすき、なお!
芝居の安定感、心の安定、おしゃべりの旨さどれをとってもリスペクト、あだちさん
どこが人見知りだよ、座組みも、芝居もムードメーカー真丸!!
堀くん。かっこいいですね、バスケも上手いのに、
フェンスバックでこんなに映えるですね。
(かなり一緒にいた、堀くんだけ、
ツーショットを、撮り忘れてる事に気付きました。
なので、かっこいいショット載せておきます。)
みんなの兄貴。支柱。この方がいたから、この座組みは成り立った、また必ずご一緒したい。たいせいさん
みんな本当に本当に感謝です!
ではまた会いましょう。