ごめんなさい
とてもひきょうだと ぼくもわかっているんです
それでも あなたの口から聞きたくて
もういちど さいごのさいごも 呼んでほしいんです
閉じたこの目を あけたらさいご みえる世界はどこだろう
どこだって ぼくは忘れてしまうのだから 望む必要はないんだって
だけど もう あきらめたくないんです
わすれたくない おぼえていたい
世界がかわっても どんな姿でも ぼくを呼んでください
あたまを撫でて なまえをよんで できなくっても 気持ちだけで かまわないから
ぼくの命はみじかいけど おわるまで どうかあなたのそばで
できるなら あなたを看取るその日まで
もう一度 あなたがぼくを呼んでくれたなら