先日、200年ほど前のイギリスの作家ジェイン・オースティン原作の
「分別と多感」を映画化した『いつか晴れた日に』(1995)を鑑賞しました。

 



ラストがとってもよかったなぁ…と簡単に感想を言ってしまえば

れで終わりなのですが、
とっても良い役どころの人物を演じるある俳優が、

どうしてもかつて演じた悪役と重なってしまってねぇ…。

実はいい人の仮面をかぶっているだけで、

もしかしたらどこかで豹変して
何かやらかすのではないかとハラハラしていたけれど、

結局最初から最後まで良い人でしたね。

心が洗われるような恋愛映画なのに、
余計な心配は要らんだろうという話です ショック

でも仕方がないのですよ。
だってアクション映画の金字塔『ダイ・ハード』(1988)で
ブルース・ウィリス演じる主人公の刑事と対峙するテロリストの親玉、
ハンス・グルーバーを演じたのが、この良い人だったからなのです

 



ところが『いつか晴れた日に』での役どころは、主人公姉妹の次女を一途に愛し、
最後はその愛しい人と結婚もできるという、ちょっと美味しい役。

当初は次女が別の人に夢中になっていても静かに身を引いて

彼らの幸せを静かに願いながらも、思いを寄せる女性が危機の時には

物心両面で主人公一家を助けるという非の打ちどころのない男。


しかしこんなにいい役なのに、なぜか私の中では顔だけでテロリスト認定 ニヤニヤ

つまりは一旦ついてしまった役のイメージって消えづらいってことですよね。
それにしても失礼なことを言う私です タラー


いや、『ダイ・ハード』では気弱な一般人を装って主人公を騙していた極悪人で、
その実、無慈悲なテロリストという落差が大きかったわけです。

 

逆に『いつか晴れた日に』での大佐は懐の大きさを感じさせられながらも
「もっと自己主張すればいいのに~」とやきもきさせられっぱなしでした。

 

でも顔を見るとハンス・グルーバーの記憶が蘇るほどの
インパクトを残してくれたアラン・リックマン氏

 

しかも知らなかったのですが、この方は映画『ハリー・ポッター』に

出演されていたとのこと。もう亡くなられているんですね。

多くの人の記憶に残るいい俳優さんだったんだなぁ…えーん