私にはいつも持ち歩いているものがあります。

それはまだ実家での療養中

下の子が私にくれたお土産のマスコットです。

実家の者が子供達を連れて旅行に出かけた時

私のために選んでくれたものでした。


今でもこのマスコットを手にした時

子供の優しさが身にしみて

ずっと一緒にいるのです。


2回の自殺未遂の後

私はかなり落ち込んでいました。


死なせてもらえない…


今までも不思議な体験をしてきましたが

今回も私の護りの強さを痛いほど

思い知らされた気がしました。


生きろ…

全力で生き延びろ…


そのような言葉が頭に浮かびます。

けれど、辛い。

毎夜、泣きながら、夫や薬剤師Sさん、Mに

電話をかけていました。


皆、ずっと私のことを支えてくれていました。


私は周りの人から

強い

と称されています。


あれだけの経験をし、その中を生き延びてきた…


反対です。

私は弱いから、強くなりたい、強くありたい…

そのように生きてきただけです。


開放病棟の受け持ち看護師Oさんも、よく

話してくれていました…


あのね…

シオンさんだったら、絶対に大丈夫だよ

病気がさ、今の状態を作っているんだから

安心してよ、きっと、戻れる。

だって、メチャクチャ、強いんだもん。


私の生まれてきた意味はわからない

もともと意味なんてないのかもしれない

宇宙人と言われ

契約の元、地球に来たとも言われた

戸惑ったし、混乱した


迷い、悩み、苦しみ抜いた末

私はパニック障害を受け入れた。

これが私の償いだとすれば受け入れる。


正直、辛くて落ち込むことは多い。

でも

何度も護っていただいた。


天から

生き延びろ…と救っていただいた。


希望はまだ見えてはこない

絶望の闇の中にいる


そして

諦めたらそこで終わることを

私は知っている


護り、救っていただいた命


闘う

生き延びるために闘う


私は

生きることを決めたから。

諦めない、絶対に、生きる。