金柑ゼリー | 心はいつも銀の燭台

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色とりどりのビー玉をガラス瓶に一個づつ。日常の小さなキラキラを書き溜めていくニュートラルダイアリー。

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実家の母と姉が作ってくれた金柑ゼリー。大量の金柑の種をとり、長い時間グツグツ煮て作られた、手作りの素朴なデザート。


母と姉と2人で、台所で夜遅くまで何を語り合いながら作ったのだろう。


中学生の頃から反抗し続け、三歳の子供を連れて出戻ってきた後も、いつもいつも問題を起こしては衝突していた姉と母。

そんな長年の親不幸を償うかのように、姉は今、年老いて少し惚けてきてしまった母の体調を毎日管理し、面倒をみてくれている。


昔は、母を泣かし、家族をめちゃくちゃにする姉を憎んだこともあった。でも、今、言葉では言い尽くせぬほど、私は姉には感謝している。


甘さをおさえてさっぱりしている金柑ゼリー。


でも、私には、たくさんの愛情と母子の深い繋がりの味がして、胸がつまるほど濃い味がする。