こんにちは。昨日はハロウィンでしたが、渋谷にある大学に通う筆者はハロウィンの最前線に行ってきました。皆が仮装を楽しんでいましたが、何よりも印象的だったのは人の多さです。朝の満員電車並に身動きがとれず息苦しかったです。もう行きたくありません。


さて、今日はいよいよ若木祭の前日です。我々KOOGAは集落で収穫したジャガイモで作ったじゃがバターを提供します。
大沢集落に広がる悠久の自然の中で育まれ、学生が植え付けから収穫までを担った、まさにKOOGAの結晶といえるジャガイモです。

自然の味をぜひ楽しんでください!店の場所は國學院大學渋谷キャンパスの若木タワーの近くです。「ムラのこしサークル KOOGA」と書いてあるので、それを目印にしてください。

お待ちしております。

早くも10月も終わろうとしています。朝晩はすっかり冷え込むようになり、秋の深まりを実感する日々です。色々と忙しく(言い訳)、10月6日の活動報告が今更となってしまいした。申し訳ございません。

 

さて、活動報告に入ります。

今回は2人の農家さんが受け入れてくれたので、2手に分かれてそれぞれの農家さんのもとで活動を行いました。活動内容の全てを詳細に伝えると文量が半端なく多くなってしまうので、それぞれの活動内容を簡潔に報告します。

 

【農家さん①】

活動内容は、里芋畑付近に散らばった葉や枝を集める作業、獣害対策用の柵の撤去です。

午前中に葉や枝を集める作業、午後に柵の撤去を行いました。どちらの作業も台風15号からの復旧作業です。葉や枝が里芋畑付近に散らばったのは暴風のせいですし、今回撤去する柵もまた暴風によって倒れてしまったものです。

 

 

暴風によって倒れてしまった柵。これでは使い物になりません。

 

このような感じで柵を撤去しました。

 

これ以外にも台風の爪痕は集落内に点在していました。

 

台風の襲来から1ヶ月が経過しようとしているのにも関わらず、このように台風の痕跡は未だに生々しく残っています。自然の恐ろしさを痛感するばかりです。

 

これらの作業以外にも、11月の文化祭で販売するじゃがバターに使用するじゃがいもの使用量、買取金額、運搬などについて農家さんと調整を行いました。文化祭については別記事にて紹介を行おうと思います。

 

【農家さん②】

活動内容は稲木干しです。稲木干しというのは、稲を干して日光に当てる作業です。干すことによってアミノ酸と糖の含量が多くなり、稲を逆さにすることによって藁の栄養分や甘みが最下部の米粒へ降り、米の栄養分とうま味が増すと言われています。

 

まずは木の棒を等間隔に立てて、それを藁で結び柱を組み立てます。そして、あらかじめ農家さんが結んでおいてくれた稲をその柱に掛けていきます。なるべく隙間が生じないように注意を払いながら稲を掛けていきました。

 

稲を掛けた後の様子がこちらです。この光景を知っている方は多いのではないでしょうか。のどかな田舎の秋を彷彿とさせる、どこか懐かしい光景です。

 

頑張ってこれだけの稲を干しました。改めてその量の多さを実感します。この稲木干しですが、手間がかかること、乾燥機の普及などによってあまり見られなくなっているようです。古来より脈々と受け継がれてきた伝統が根絶しないように残していきたいものです。

 

こちらの農家さんは昼食を用意してくれていました。魚や肉に卵と、ボリューミーでありながら健康的な和食です。農家さんと会話に花を咲かせながら美味しく頂きました。

 

 

 

活動報告は以上です。

 

9月22日の活動は台風15号で集落が被災した後初めての活動で、したがって現役メンバーの現地入りも台風後初めてです。

OBの方々は被災直後から現地入りして情報提供や復旧作業などに取り組んでくれたのですが、現役メンバーは中々集まることができず被災から2週間近くが経過してようやく現地入りしました。

被災直後は周囲からの孤立やインフラの断絶など集落の状況は凄惨なものでした。しかし、2週間も経過するとかなり復旧が進んでいました。

集落の孤立する要因となっていたこの電柱は無事に撤去され、集落の孤立状態は解消されました。
 
また、農家さんによると電気も復旧したようです。10日以上も停電していたようなので、電気が回復して一安心です。水も使用できるようになったので、周囲からの孤立とインフラの断絶はとりあえず解消されたようです。普通に我々が活動できた位なので、概ね被災前の状況に戻りつつあるという感じです。


ただ、崖崩れや倒れた木々が放置されている場所も存在し、このような生々しい傷痕は随所で見られました。下の画像のように電線がぶら下がっている場所もありました。電線がぶら下がってる画像は被災直後のものですが、被災から2週間が経過した現在もこのような有り様でした。

また、獣害対策用の柵も壊れてしまっているようです。稲の穂が風によって倒されてしまった田んぼもありました。

簡潔にまとめると、生活を送る上で必要なものに関しては被災前の水準にまで回復していますが、全体的にはまだまだ復旧の途中といった感じです。いつもお世話になっている集落なので、少しでも早く復旧して欲しいです。我々が力になれるようであれば、ぜひ力になりたいと思います。

 

以上です。