H25年2月18日 月曜日



今日で3回の輸血を終えた
金、土、月曜日と
280mmを約2時間半で合計3回
840mmの血が母の体へと入った
輸血、抗がん剤、各種検査などで
母の両腕は注射針の痕だらけだ

効果的には…
顔の青白さが取れ、頬が赤くなった
お酒は全く飲めない母
輸血が終わった後は、頬を赤くさせ
お酒に酔ったみたいな顔をしている

母が言うには…
毎日の様に貧血が酷かったが
献血を始めて、痛みに変化はないが
フラつきが取れ、体は随分と楽に感じるらしい

今週の木曜日(2月21日)には
3週2休の2週目になる抗がん剤投与日
抗がん剤の副作用だろう倦怠感は若干残っているが
献血をする前と後では良い方に改善されたみたいだ
このまま貧血が少なくなれば良いのだが…
21日の抗がん剤投与前の血液検査で
赤血球関係の数値が改善されていると信じよう


最近一つ気になる事がある
母が言うには
少し前から尿の出が悪いみたいだ
長い時間トイレに居るから
「便秘でお腹が痛いの??」と尋ねた事で
母の異変に気付いた
尿はお腹に力を入れても少量しか出ないらしい
最初は水分摂取不足だろうかと考えたが
私には分からない
そして下腹も出てきた
膵管閉鎖や腹水が溜まっているのではないかと不安だが
素人の私が勝手に判断しても仕方ない

体重は先々週の一時期37キロ代まで落ちたが
昨夜は39.2キロまで回復した
今週の木曜日には色々と主治医に聞いてみようと思います


日常生活に関しては…
2月に入り外出の回数は、先月と比べると減っている
鎮痛剤であるモルヒネの鎮痛効果時間が短かくなったのも
原因の1つです
モルヒネ服用当初は約半日近くは痛みを軽減させていたが
ここ数日は2~3時間効果有れば良い程度だ
そんなモルヒネ
鎮痛剤は毎日服用している訳ではない
全く服用しない日も有れば
1日に3~4回程度の服用も有り
痛みが酷い時には
日中は父がお腹、背中などをマッサージし
仕事を終え、私が実家に帰宅すれば
父と交代で母をマッサージし
痛みを紛らしている

もちろん2月と言えば、一番寒い時期
雨天や寒さなどで外出の機会は減っている
それでも母の顔を見れば
痛みが以前より増している為に
布団で横になる時間が増えて外出が減った
そんな印象が残っている

予後が悪いと言われるすい臓がん
インターネットなどには絶望的文面が多ので
目を通す機会は減っているが
何か良い記事が有ればと検索はしています


少しでも母の痛みを軽減出来れば良いのだが….
このまま時の流れに任せるしかないのだろうか?....
不安に感じています




そんな苦痛との闘いなか
母にも楽しみにしている時間は僅かだがある
最近のお気に入りは
夜のドラマやバラエティー番組だ
バラエティー番組を見て一緒に笑い
ドラマを見て泣いたり、笑ったり
単純な事かもしれないが…
感情を表に出し、笑う事は良い事だと思う
今の母にとって楽しいひと時が有るのは大事だと思うし
もっと安らぐ時間を増やしてあげたい

私や父は医師でもないから治療は出来ない
でも今の母にとって大事なのは
いかに精神的苦痛を排除してあげれるかが重要だと思う

楽しい時間が増えれば、母も気分的にリフレッシュし
もしかしたら白血球だって増えるかもしれない
馬鹿げた言い方かもしれないが
医学を超える何かが有る事を信じてみたい
贅沢な言い方かもしれないが
すい臓がんを完治する事は、今の医学では難しい
それならば、母の体の中に居るがん細胞と共に生き
これ以上悪化させない様にしていれば
すい臓がん末期 手術は困難 Level 4B
その他臓器、脊髄他にガン細胞転移
余命1年と宣言され、1年経過した母でも
もう少しは長生き出来るのでは??

私の母がお世話になっている病院の主治医には
本当にありがたいと感じている
主治医も限られた治療選択肢の中から
明るい材料になる治療はないかと努力してくれてる
本当なら主治医から
抗がん剤を今のGEMだけではなく
GEMとTS-1併用を薦められているが
抗がん剤の副作用の酷さから
2つの抗がん剤投与に母の体が耐え切れないと判断した私と父は
主治医に
「GEMだけにして下さい」
と主治医に告げました

医学的には主治医の治療方法が正しいのかもしれない
私と父の選択が間違いではないかと迷いに迷ったが
抗がん剤はGEMのみの選択にしている
そんなわがままな私や父の意見も取入れ
主治医は最善な治療をしてくれている

母だって今の危機的体の状況は少なからず理解しているはず
それでも必死に痛みに耐え頑張っている
そんな母の努力を無駄にしない様
私達家族は医師だけに任せず
母を少しでも良い方向に導いてあげたいです
臭い言い方かもしれないが

家族愛

今の母にはどんな鎮痛剤や抗がん剤よりも効果があると思うし
そう信じたい自分が居ます

当たり前だよね??
いつまで経っても
私は母の子供だから
外見は40歳過ぎたオッサンになったけど
親が子供を心配する様に
息子の私が母の心配をしなっかったら…..

これから先の私の人生
悔いばかり残る気がします

母の努力を報いる為にも
これから起こるどんな辛い事も
母と一緒に向き合い
息子の出来る最高で最後のプレゼントを
母に受け取って貰いたいです


気休めにならないかもしれないが
最近母によく言う言葉がある

「 成る様にしか成らないのんだから 気にせん様にね 」

気の利いた言葉を掛けられなくてゴメンね



でも
ガンなんかに負けるな母さん


がんばろう親父


目の前の事から逃げるな自分