NO.172 『余命1ヶ月の花嫁』 | kooの『僕の生きる道』~妻との死別、うつを乗り越えて~

kooの『僕の生きる道』~妻との死別、うつを乗り越えて~

2017年4月子宮体癌ステージⅣ宣告、
5月子宮卵巣卵管全摘出手術、抗がん剤治療の末、
同年12月に35歳で転院先の緩和ケア病院で妻を亡くしました。
辛い経験を乗り越えてからの、私の『日々の気づき』を綴ります。
     

おはようございます、こうです。

 

 

 

 

 

こちらは、『kooの北海道中思い出旅日記』です。

 

亡き妻との思い出、日々の出来事、ポエムなどを紹介しているブログです。

 

みなさんの『いいね』や『コメント』のおかげで、悲しい気持ちから立ち直りつつあります。

 

一日一日が闘いの中で、少しでも前を向いて歩んでいきたいと思っております。

 

これからもどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今回は、映画の話をします。

 

さきほどまで、こちらの映画を観ていました。

 

JUJUさんの曲は、こちらの映画のテーマ曲ですね。

 

 

 

 

IMG_1881.jpg

 

 

 

 

こちらの作品は、

 

末期の乳ガンに冒されてしまい、

 

わずか24歳でこの世を去った

 

長嶋千重さんの愛に満ち溢れた生涯を綴る感動ストーリーです。

 

 

 

 

この映画をいつか観るだろうと思ってはいましたが、

 

なかなか観る事が出来ませんでした。

 

なぜなら、亡き妻と同じ『余命1ヶ月』ということは、絶対に妻と重ねてしまうと思ったからです。

 

 

 

しかし、もし私がこのブログで私の今の気持ちを綴ることで、

 

同じ思いをしてる方、もしくは大切な方を亡くされた方と思いを共有できるのであれば、

 

私の思いを、ここにに書き残しておこうと思い、観る事にしました。

 

 

 

終始ティッシュが何枚あっても足りない状態で観ていて、

 

前半からあまり観る事ができませんでした。

 

やっぱり、どうしても妻と重ねてしまう部分が多く、

 

どうにか観ることが出来たのは中盤くらいからです。

 

 

 

妻の話をすれば、話は尽きませんが、

 

ここで少しだけお話ししようと思います。

 

内容が、ブログを始めた頃の記事と重なる部分もあるかと思いますが、

 

ご容赦ください。

 

 

 

 

 

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去年の5月の私の手帳です。

 

当時、転勤したばっかりで残業続きの状態の時に、

 

妻の病気の事を初めて知らされました。

 

 

 

妻からは、「病院に一緒に来て」と言われただけで、

 

詳しい話は病院で聞きました。

 

 

 

ちょうど、去年の今頃の話ですね。

 

それから、まさか約半年後に妻が亡くなるとは思っておらず、

 

むしろ治るものだと思っていました。

 

 

 

映画の作品の中で、

 

ウエディングドレスを着て写真を撮っていたシーンがあったのですが、

 

私は妻と結婚式もやってなければ、写真すら撮っていません。

 

 

 

いつか写真だけでも撮ろうとは思っていたのですが、

 

とうとう撮らずじまいでした。

 

 

 

女性として生きてきて、

 

ウエディングドレスを着る事は、小さい時からの夢でもあると思いますし、

 

生涯に1度着るかどうかだと思いますので、着させてあげたかったと、後悔しています。

 

 

 

それを考えると、

 

妻は、私と一緒に居て、「本当に幸せだったのかなぁ…」と、つくづく思います。

 

妻の事を思うと、本当に胸が苦しくなります。

 

 

 

 

映画を観終えて、思った事は、

 

他にも同じ様に、闘病されて辛い思いをされている方は、いっぱい居るという事です。

 

もしかしたら、私と同じように、妻もしくは夫を亡くして、

 

今が苦しい方も居るでしょう。

 

 

 

辛いのは私だけじゃないんです。

 

 

 

そして、何よりも、

 

まわりに居る家族だけでなく、

 

闘病されている本人、もしくは亡くなった方が一番辛いのです。

 

 

やりたいこともできずに、病院のベッドの上で辛い思いをする気持ちを考えると、

 

計り知れないものがあります。

 

 

 

もしかしたら、妻は、ベッドの上でひとり、

 

これから襲い掛かってくるだろう『死』の事を考えていたのかもしれません。

 

 

 

 

 

その場に居てやれなかった事、

 

話を聞いてあげれなかった事、

 

 

 

私が、やってあげれなかったことを挙げたらキリがありませんが、

 

これ以上、他の方には同じ思いをしてほしくありません。

 

 

もし、このブログを闘病されている方の

 

ご家族の方が見ているとしたら、

 

闘病されている方の話は、しっかりと聞いてあげて欲しいと思います。

 

 

 

それは、余命が宣告されたからとかは関係なくです。

 

病院で、缶詰状態であれば、ストレスも溜まるでしょう。

 

そこは、周りの方がしっかり摘み取って、ケアしていく事が必要だと思います。

 

 

 

 

なんだか話が長くなってしまいましたね。

 

今回は、ここまでにします。

 

今日も、ポエムをupします。

 

この後すぐ!

 

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

それでは。