思いの伝え方
今朝、保育園へ行こうと家を出るときの玄関でのできごと。
そろそろブーツはやめて、たまにはスニーカーでも履こうと、私が自分のスニーカーを下駄箱から出すのを見た航太郎とのやりとりです。
航「あれ…お母さん、それお父さんのくつじゃない?」
マ「あ、お父さんのくつに似てるね。でもこれお母さんのくつなんだよ。ほら、お母さんの足にぴったりでしょ?」
航「ねぇ…もっと可愛いくつにしたら?(ブーツを指さして)ほら、これとか。こっちのが可愛いんじゃない?」
スニーカー=男のくつ。可愛くない。と思ってるみたいで(笑)
朝から笑わせてもらいました。
それ以外にも最近何かにつけてママのことを「可愛い」と言ってきます。
私がワンピースを着ていると
「うわぁ…お母さん、これかわいいね!(しみじみと生地の柄を見て)これどこで買ったの!?」
2階で化粧を終えて下へ降りてくると
「お母さんお化粧終わった?見せて。(私の顔を凝視して)…お母さんかわいい…。」
食べていたラムネが残りひとつになったところでパパが航太郎に「そのラムネお父さんにちょうだい」と言ったら「だめ。だって航くんのだもん。」
そこで私が「じゃあお母さんにちょうだい」と言ってみたら、しばらく考えたあと「…いいよ、はい。」
パパが「なんでお母さんにはあげてお父さんにはくれないんだよー!?」と聞いたら
「だってお母さんのほうがかわいいんだもん。」
どうも航太郎は喜ぶ私の反応がおもしろくて「かわいい」と言っているというよりは、心底あふれだす「かわいい」という感情を言葉にせずにはいられないという様子。
はじめのうちは「あと何年言ってくれるかなー!?」とか「今更モテ期来ちゃったよー!」とか無邪気に浮かれていた私だけど、最近は、航太郎一人の男子としてその美的センスは大丈夫か?と心配になりつつある母です (・Θ・;)
さて、そんな可愛らしい息子ですが、最近は本当に頑固で、自己主張が激しい。
何度言っても言うことをきかない。反抗する。「やだ」「違う」「だめ」を連発してくる。
他人や本人に危害が加わるおそれがあるような場合は有無を言わさず止めさせるし叱るけれど、それ以外のことについては、何をどこまでどう叱っていいのか、とても難しいです。
つまりマナーとか言葉遣いについて。
食べながらしゃべる。
ひじをついて食べる。
椅子の上に立って食べる。
遊びながらお菓子を食べようとする。
手を洗いたくない。
ソファの背もたれの上に立つ。
おもちゃの野菜を口に入れる。
全部本人は「やっちゃいけない」って分かってるはずなのにやろうとする。
毎回「やめなさい」とは言うものの、そんなに厳しくは叱らないし、本人も全然聞いてくれません。
そんな航太郎ですが、昨日の夕飯であるできごとがありました。
スープがあって「スープ飲んだらヨーグルト食べようね」って言っていたのですが、航太郎はスープを飲まずにヨーグルトが食べたい。
色々言ったあと、スープの入ったお椀を遠くへ押しやってヘラヘラしながら
「こんなのいらないもん。」
そこでパパが突然大声で怒りました。
「航太郎、食べ物のことを「こんなの」なんて言っちゃいけない。お母さんが作ってくれたんだよ、そんなふうに言っちゃいけない。」
するとそれまでヘラヘラしていた航太郎、叱られたことに驚いたのか号泣。
泣きながら「ちがう、航くんこんなのって言う!こんなのって言うもん!」と反抗していました。
パパが泣き叫ぶ航太郎を椅子からおろして抱っこして、何度も同じ説明を繰り返しました。
航太郎も何度も何度も「やだ!」「ちがう!」と反抗していました。
パパが「お母さんにごめんなさいってあやまりな」と言っても「やだ!こんなのって言うもん!」。
それでもしばらくパパの説得が続き、最後はパパについてきてもらって一緒に私のもとへ歩いてきて「ごめんなさい。航くんスープ食べる。」って言ったのです。
航太郎に親の気持ちが伝わった瞬間でした。
そのあと航太郎は笑顔でスープをたいらげ、無事ヨーグルトまでたどり着きました。
いつもの「叱られて逆ギレしてギャン泣き」とは明らかに様子が違っていたのを私は肌で感じました。
多分、航太郎はもう食べ物のことを「こんなの」とは言いません。
翌日である今日の夕飯のとき、昨日のスープが余っていたので出してみました。
航太郎はスープをじっと見つめて考えたあと、消え入るような小声で「これ、こんなのって言っちゃだめなんだよね」って囁いてました(笑)
きっと、言っちゃいけないことだから周りに聞こえないように小さい声で言ったんだね(笑)
普段私がガミガミ叱っても全然こんな成果は得られないのにね。
「これ」と「こんなの」の意味の違いを航太郎が理解している、ということを私たち親が正しく認識していたこと。
パパが辛抱強く説明して航太郎がその趣旨を理解したこと。
本当に理解したこと。
私たちパパママにとっても、なんだかいい経験になりました。
夕飯のあとは、いつもどおり和室(航太郎の寝る部屋)でパパと遊んで、布団を敷いて、布団の上でお相撲とでんぐりがえしの練習をして、パパとお風呂に入ってパパと一緒に寝ました。
朝起きると「お父さん?お父さん?」と寝ぼけながらパパを探す航太郎。
今まで起きぬけにパパを探すことなんてなかったのに。
きっと航太郎の中でも何かしらいい思い出として前日のやりとりが残ってるんじゃないかな、と感じました。
またひとつ、親子ともども成長しました。
そろそろブーツはやめて、たまにはスニーカーでも履こうと、私が自分のスニーカーを下駄箱から出すのを見た航太郎とのやりとりです。
航「あれ…お母さん、それお父さんのくつじゃない?」
マ「あ、お父さんのくつに似てるね。でもこれお母さんのくつなんだよ。ほら、お母さんの足にぴったりでしょ?」
航「ねぇ…もっと可愛いくつにしたら?(ブーツを指さして)ほら、これとか。こっちのが可愛いんじゃない?」
スニーカー=男のくつ。可愛くない。と思ってるみたいで(笑)
朝から笑わせてもらいました。
それ以外にも最近何かにつけてママのことを「可愛い」と言ってきます。
私がワンピースを着ていると
「うわぁ…お母さん、これかわいいね!(しみじみと生地の柄を見て)これどこで買ったの!?」
2階で化粧を終えて下へ降りてくると
「お母さんお化粧終わった?見せて。(私の顔を凝視して)…お母さんかわいい…。」
食べていたラムネが残りひとつになったところでパパが航太郎に「そのラムネお父さんにちょうだい」と言ったら「だめ。だって航くんのだもん。」
そこで私が「じゃあお母さんにちょうだい」と言ってみたら、しばらく考えたあと「…いいよ、はい。」
パパが「なんでお母さんにはあげてお父さんにはくれないんだよー!?」と聞いたら
「だってお母さんのほうがかわいいんだもん。」
どうも航太郎は喜ぶ私の反応がおもしろくて「かわいい」と言っているというよりは、心底あふれだす「かわいい」という感情を言葉にせずにはいられないという様子。
はじめのうちは「あと何年言ってくれるかなー!?」とか「今更モテ期来ちゃったよー!」とか無邪気に浮かれていた私だけど、最近は、航太郎一人の男子としてその美的センスは大丈夫か?と心配になりつつある母です (・Θ・;)
さて、そんな可愛らしい息子ですが、最近は本当に頑固で、自己主張が激しい。
何度言っても言うことをきかない。反抗する。「やだ」「違う」「だめ」を連発してくる。
他人や本人に危害が加わるおそれがあるような場合は有無を言わさず止めさせるし叱るけれど、それ以外のことについては、何をどこまでどう叱っていいのか、とても難しいです。
つまりマナーとか言葉遣いについて。
食べながらしゃべる。
ひじをついて食べる。
椅子の上に立って食べる。
遊びながらお菓子を食べようとする。
手を洗いたくない。
ソファの背もたれの上に立つ。
おもちゃの野菜を口に入れる。
全部本人は「やっちゃいけない」って分かってるはずなのにやろうとする。
毎回「やめなさい」とは言うものの、そんなに厳しくは叱らないし、本人も全然聞いてくれません。
そんな航太郎ですが、昨日の夕飯であるできごとがありました。
スープがあって「スープ飲んだらヨーグルト食べようね」って言っていたのですが、航太郎はスープを飲まずにヨーグルトが食べたい。
色々言ったあと、スープの入ったお椀を遠くへ押しやってヘラヘラしながら
「こんなのいらないもん。」
そこでパパが突然大声で怒りました。
「航太郎、食べ物のことを「こんなの」なんて言っちゃいけない。お母さんが作ってくれたんだよ、そんなふうに言っちゃいけない。」
するとそれまでヘラヘラしていた航太郎、叱られたことに驚いたのか号泣。
泣きながら「ちがう、航くんこんなのって言う!こんなのって言うもん!」と反抗していました。
パパが泣き叫ぶ航太郎を椅子からおろして抱っこして、何度も同じ説明を繰り返しました。
航太郎も何度も何度も「やだ!」「ちがう!」と反抗していました。
パパが「お母さんにごめんなさいってあやまりな」と言っても「やだ!こんなのって言うもん!」。
それでもしばらくパパの説得が続き、最後はパパについてきてもらって一緒に私のもとへ歩いてきて「ごめんなさい。航くんスープ食べる。」って言ったのです。
航太郎に親の気持ちが伝わった瞬間でした。
そのあと航太郎は笑顔でスープをたいらげ、無事ヨーグルトまでたどり着きました。
いつもの「叱られて逆ギレしてギャン泣き」とは明らかに様子が違っていたのを私は肌で感じました。
多分、航太郎はもう食べ物のことを「こんなの」とは言いません。
翌日である今日の夕飯のとき、昨日のスープが余っていたので出してみました。
航太郎はスープをじっと見つめて考えたあと、消え入るような小声で「これ、こんなのって言っちゃだめなんだよね」って囁いてました(笑)
きっと、言っちゃいけないことだから周りに聞こえないように小さい声で言ったんだね(笑)
普段私がガミガミ叱っても全然こんな成果は得られないのにね。
「これ」と「こんなの」の意味の違いを航太郎が理解している、ということを私たち親が正しく認識していたこと。
パパが辛抱強く説明して航太郎がその趣旨を理解したこと。
本当に理解したこと。
私たちパパママにとっても、なんだかいい経験になりました。
夕飯のあとは、いつもどおり和室(航太郎の寝る部屋)でパパと遊んで、布団を敷いて、布団の上でお相撲とでんぐりがえしの練習をして、パパとお風呂に入ってパパと一緒に寝ました。
朝起きると「お父さん?お父さん?」と寝ぼけながらパパを探す航太郎。
今まで起きぬけにパパを探すことなんてなかったのに。
きっと航太郎の中でも何かしらいい思い出として前日のやりとりが残ってるんじゃないかな、と感じました。
またひとつ、親子ともども成長しました。