■相手弁護士からのセカンドアプローチ
早速、ベガ弁護士から電話があった。
べ:ご存じと思いますが、奥さんが日曜日の面会交流を希望されています。いかがでしょうか?
私:まだ、下の子の予定がわかりませんので返事ができません。急に予定が入ることがままあります。
べ:では、はっきりしたら教えてください。それから、少しいいですか?
私:はい。
べ:離婚協議等の件ですが、前のお電話で財産の整理はロキさんのほうである程度されているということでした。ただし、こちらもこちらで整理をしていかなければならないので、色々と情報提供をお願いしたいところです。差し当たっては、とりあえずロキさんの源泉徴収票を拝見できないでしょうか。
私:まぁ出せますけど・・・。
ファーストコンタクトの印象が良くないベガ弁護士。ホームページを見たので、顔が思い浮かぶだけマシだが、もちろん、会ったことはない人。ましてや相手の弁護人だ。
信用できる?
できない?
できる?
できそうもない?
できる?
できるはずがない?
私の気持ちを見透かしたかのうようにベガ弁護士が語る。
べ:ロキさんからすれば私は相手方の弁護士ですから、信用するのは難しいかもしれませんが、私は今回の件はそう長くかかるものではないと思っています。ちゃんと整理すれば、早期に解決する事案だと考えています。調停や裁判などにはならずに済みます。そのためには、ロキさんのご協力が必要です。
私:・・・。
べ:もし、ロキさんさえよろしければ、都合のよいところで当事務所へお越しいただくことができませんでしょうか。「どうしても」、というわけではありませんが、会ったこともない人間と協力してやっていくのは難しいと思います。できれば、顔を会わせて当方の考えなどをじっくりお話ができればと考えています。
私:あぁ、それは検討します。
べ:よろしくお願いします。では、取り急ぎ源泉徴収票の件、コピーで構いませんので送っていただきますようお願いします。
私:はい。
信用できる?
できる?
できそう?
どうだろう?
悪い人ではない気がするけどなぁ・・・
妻とのやり取りに疲弊していた私は、普通に会話できるだけで相手に対する「加点」が大きくなったのかもしれない。いや、もともとすぐに人を信じるタイプであることも自覚はあるけれども(笑)
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