特にタイミングを見計らっていたわけではなく、図書館で予約していた順番がきたので読んでみました
感想としては、う〜ん…という感じ…
そもそもの登場人物が強烈(息子にデキる事を求めるけどサポートは一切しない母親とか、朝勉で間違えた息子に『もう、死ねよ』って言っちゃう母親とか)だったりして、あまり感情移入ができなかったです。
でもこれも取材に基づいた本だとのことなので、こういう家庭もあるんでしょう。
2月の勝者で桂先生が「中学受験はきっかけでしかない」と言っていたけど、その通りですね。中学受験がなくてもいつか何かのきっかけで壊れてしまう関係だったのかな、と。
ただやはりここまで家族力動に影響を与える中学受験、非常に興味深いものだなあと思います。無事に終われたのは運がよかっただけなのかもしれない
最後の方の解説で、「課題の分離」について触れられていました。有名だし考え方のひとつとしてご存知の方も多いと思いますが、中学受験のサポートにどっぷりと浸かってしまうと忘れがちな視点かな、とも思います。
「子どもの人生は子どものものだとまず親が認識する必要がある」から、なんちゃらかんちゃら〜と受験が終わった私が読んでもそこの部分は良いことが書かれていたと感じましたので、今渦中の方でも読んでみてはいかがでしょうか離婚云々はおいといて
朝勉強してて問題間違えただけの子どもに母親が「もう、死ねよ」って言うシーンはほんと強烈で、(あ、ここまでいったら終わりだな)ってサーっと冷静になれるかと思います〜